ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

防災備蓄品(水の確保)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年1月1日更新 <外部リンク>

災害に備えよう!災害を考えよう! R05年1月号

 みなさま「新年明けましておめでとうございます!」。 近年は、南海トラフ地震をはじめ、地震災害への注意啓発が多くなっています。地震は、いつ襲ってくるかわからない災害です。被災した際の避難生活において日ごろからの備えが重要になりますので、少しづつでも災害に備えた準備を始めてください。

災害備蓄品(飲用水)を考えてみよう

 災害に備えて備蓄しておくべきものの中で、今回は水の確保について考えてみましょう。
 日常の生活では、いつでも蛇口を捻ると水が出てくるのが当たり前になっていますが、災害が発生した場合、断水により水が蛇口から出なくなる可能性があります。
 水道管、取水口、堰(せき)の破損や浄水施設、配水池の損壊などの上水を提供する施設が使えなくなる場合と電柱の倒壊や発電所、変電所の被災による電気の供給停止に伴い、ポンプや機器を動かせなくなったり、受水施設の損壊や汚損により水が使えなくなる状況が想定されます。また、上水に問題がなくても、下水(排水)のための設備、施設が損壊すると流せなくなり、必然的に浄水が利用できなくなります。

水(ペットボトルその他)の備蓄

 水の備蓄の目安として1人1日3Lになります。これを家族人数を乗じて1週間分(4人家族の場合 3L×4人×7日=84L)を目安に備蓄してください。ペットボトル備蓄
 上水道は、東日本大震災は、1週間で約6割弱、熊本地震では9割以上が復旧しています。ペットボトルで1週間分の水を備蓄しようとすると500mlの1箱だと(500ml×24本=12L)×7箱必要になります。7箱のペットボトルの維持が難しい場合は、3日分(3L×4人×3日=36L)3箱を最低限備蓄しておいてください。
 戸建ての住宅の場合、飲用水には用いることはできませんが、電気温水器やエコキュートなどの貯水式の湯沸かし器の水も災害時の生活用水(掃除や体拭きなど)として利用でき、揚水用のポンプが動けば、井戸水さらに雨水を貯める設備を設置しておけば雨水も利用できます
また、下水管(排水施設)に異常がなければ、トイレを流す水にも利用できます。

 

避難方法を考えてみましょう

避難所 被災した際の避難は、役場の提供する避難所への避難だけでなく、安全が確保できるのであれば、親戚や知人宅、ホテルや旅館などへ避難する分散避難、自宅に留まる在宅避難、など色々な形があります。
 避難所では、命を守ることを最優先に不特定多数の人が避難してきますので、日常のプライバシーや生活習慣が維持できない場合があります。
 他者との接触、共同生活に不安を感じる方は、避難所への避難以外の避難方法も考えられてもよいかもしれません。