内閣府男女共同参画局では、薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力に関するホームページを開設しました。
アルコールや薬物を使われて意識が朦朧としたり、無くなった状態で性犯罪・性暴力の被害に遭われた方は、性別を問わず一人で悩まずに性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターへ電話してください。
・性犯罪被害相談電話共通番号 ♯8103(全国共通)
・性暴力被害者支援センター・ふくおか 092-409-8100(24時間・365日)
・福岡県警察 犯罪被害者相談電話「心のリリーフ・ライン」 092-632-7830
強いアルコールや睡眠薬を使って相手を泥酔、前後不覚に陥れて自分の欲望を満たそうとする卑劣な人間の事件が、TVや新聞に出ていますが、性犯罪・性暴力は、被害者が訴えを起こさないと事件になりません。そのため、警察が発表している事件件数よりも多くの被害が起きているといわれています。
これらの犯罪の手口は、飲み物や食べ物に薬が混入されたり、無理やりお酒を勧められたり、よく効く薬だと言われ服薬を勧められるなどがあります。特にお酒と睡眠薬を同時に摂取すると、脳の覚醒させる機能が急激に抑えられるので、ものすごい眠気に襲われたり、歩行困難、幻覚や幻聴が聞こえたり、呼吸が抑制され呼吸困難になったりします。
勧められた薬が、頭痛薬や風邪薬でなく睡眠薬や覚せい剤、危険ドラッグの場合、気分が悪くなるだけでなく、身体、生命に危険を及ぼす可能性もあります。
友人や知人など自分の身近な人が被害に遭った場合、どのように対処していいのかわからないと思いますが、何よりも被害者の方を一人にせず付き添い、支えてください。また、警察署・警察の犯罪被害者相談電話「ミズ・リリーフ・ライン」、性暴力被害者支援センター・ふくおか、などの専門機関に相談できるよう被害者の方の心と身体を支えてください。
薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力<外部リンク>(内閣府男女共同参画局)