「志免町子どもの権利条例」について関心や理解を深めるためのイベントとして、11月3日(日曜日)に町制施行80周年記念行事にてブースの出店と、11月16日(土曜日)に第三回志免町子どもの権利かるた大会および町長との懇談会を開催しました。
昨年と同様、子ども自らの力でイベントを開催することを目標に、町内の小学4年生から中学3年生を対象に実行委員を募集し、8人の子どもたちで結成された「子ども実行委員」が中心となって運営しました。
町制施行80周年記念行事にて、子ども実行委員が企画した内容の出店をしました。
催し内容は、ポップコーン、飲み物の販売、くじびき、お菓子すくいです。
出店に向けて、子ども実行委員による運営委員会を7月から5回開催し、何がしたいか、役割分担はどうするのかなど、実行委員同士で意見を出し合い、準備してきました。
当日は子ども実行委員が中心となり、ブースを運営しました。お客さんへの案内や、説明、お金のやり取りも、子ども実行委員が行い、大人はサポートに徹しました。
最初は戸惑いながら接客をしていたのが、何度か接客をするうちに、笑顔で楽しそうに対応していました。売上金については、実行委員会の話し合いで台風の被害にあった千葉県に全額寄付することに決定し、志免町社会福祉協議会を通じて、寄付をしました。
<寄付の様子>
子どもの権利かるた大会は、今年で3回目の開催となりました。
出場選手に制限を設けず、子どもから大人まで参加可能としました。
試合は1チーム4人のチーム戦で、学校のお友達同士や兄弟姉妹での参加、地域の方との参加など、幅広い年齢の方にご参加いただきました。
競技の開始前に、NPO法人スペースdeGUN²代表の百田英子様に、志免町子どもの権利条例についてご講演いただき、選手だけでなく会場の皆さんにも子どもの権利について考えてもらいました。
<会場準備> <直前打ち合わせ>
<受付> <アンケート>
<石橋台のみなさん> <百田様のご講演>
今年も白熱した試合が繰り広げられました。
大会では、子ども実行委員が準備から、受付や司会進行、表彰式のプレゼンターとして活躍しました。
集計の合間に選手にインタビューしてみると、
・自分の好きな札は○○
・来年も参加したい
などの声がありました。
かるたを通じて、子どもの権利について考える機会となりました。
順位 | チーム名 |
---|---|
優勝 | 西小スターズ |
準優勝 | 石橋台やるやる |
3位 | 志免中央小A |
敢闘賞 | 石橋台もりもり |
<西小スターズ> <石橋台やるやる>
<志免中央小A> <石橋台もりもり>
子どもの意見表明・参加の場として、子ども実行委員が町長と直接話す機会を設けました。
みんな最初は緊張気味でしたが、子ども実行委員の活動をしてみて思ったこと、学校のこと、地域のことなど、子ども目線の意見をたくさん町長に伝えることができました。
子どもたちの意見にしっかり耳を傾け、子どもにやさしい町づくりを実現していきたいです。
・最初はいやだったけど最後までちゃんとできたと思います。
・最初はなんとなくおもしろそうだなと思っておうぼして実行委員になっただけだったけど、会議などに出席すると楽しくて、友達も増えたし、自信が持てるようになりました。
・来年もまた実行委員をやります。新しい人が加わるのが楽しみです。
・たいへんだったけど、町制施行80周年記念行事の売上金を被災地に寄付できてよかった。
・あまりしゃべることがない中学生やちがう学校の人と仲良くなれてよかった。
・かるたを一生懸命にしている人を見て楽しそうだなと思った。私も子どもの権利かるたをしたいと思いました。