結核・呼吸器感染症予防週間

毎年9月24日から30日は、結核・呼吸器感染症予防週間です。

結核って？

結核は呼吸器感染症のひとつで、昔のものと思われがちですが、今も世界で毎年100万人以上の人が亡くなっている病気です。

結核は、結核菌という細菌によって、主に肺に炎症が起きる病気です。

結核菌を直接吸い込むことで、肺の奥深くに入り込み、感染します。多くの場合、感染しても免疫力が結核菌に勝つことで、発病するのを防ぎます。

しかし、加齢や病気などで免疫力が落ちると、結核菌が活動を再開して発病することがあります。以下に当てはまるような人は結核になりやすいため注意が必要です。

• 糖尿病や腎不全の人
• 人工透析をしている人
• 喫煙習慣がある人
• ステロイドホルモンなどの免疫抑制剤を使用している人
• 子どもや高齢者

呼吸器感染症とは？

ウイルスや細菌などの病原体が、肺や気管支といった呼吸器に入って炎症を起こす病気を呼吸器感染症と呼びます。

ウイルスによるもの

• 新型コロナウイルス感染症
• インフルエンザ
• Rsウイルス感染症

細菌によるもの

• 百日咳
• マイコプラズマ肺炎

呼吸器感染症は、世界的に大流行を起こしやすく、これからも起こると考えられています。

次の大流行に備えるため、私たち一人ひとりが感染症について考えることが大切です。

結核・呼吸器感染症を予防するために

日頃の心がけが、感染症を防ぎ、自分や周りの人を守ることにつながります。

• こまめな換気
• 咳エチケット（マスクなど）
• 手洗い・手指消毒
• ワクチン接種
• 健康的な生活で免疫力を強化

※結核を早く見つけるために、健診を定期的に受けましょう。

詳細は

結核について

結核予防会のホームページへ＜外部リンク＞

呼吸器感染症について

厚生労働省　感染症情報＜外部リンク＞