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7月は「社会を明るくする運動」の強調月間です

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年7月1日更新 <外部リンク>

「社会を明るくする運動」は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動です。

近年、再犯者による犯罪の割合の増加が深刻な問題として社会の重大な関心ごとになっています。刑法犯の認知件数は平成15年のピークを過ぎた後、年々減少傾向にあるものの、SNSなどに起因した犯罪被害に遭う児童は後を絶たず、大きな社会問題となっています。また、非行集団等を背景とした連続強盗事件など凶悪な少年事件の発生や児童虐待事案における全国的な通告児童数の増加など、少年問題は「非行」と「被害」の両面において、依然として憂慮すべき状況にあります。

福岡県警察本部の統計資料によると、令和5年中に県下で検挙補導された刑法犯少年は1,452人で、前年と比べて増加しており、10歳から19歳までの少年人口1,000人当たりに占める刑法犯少年の割合(非行者率)は3.1人で、全国第7位と高水準で推移しています。 

犯罪や非行が生まれるのは地域社会であり、また罪を犯した人や非行をした少年の更生を促す場も地域社会にほかなりません。そして、その更生を実効あるものとするためには、本人の意欲と併せ、本人を取り巻く地域社会の理解と協力が不可欠です。

今回も本運動の名称を、

「社会を明るくする運動」~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~

としました。

住民の皆さんが、地域環境の浄化に心がけるとともに、罪を犯した人たちや非行をした少年の立ち直りを温かい目で見守りつつ、援助の手をさしのべ、明るい社会を作りましょう。

糟屋保護区保護司会