本校では、午後の授業が始まる前の15分間を「帯タイム(のびっこタイム)」として設定し、主に計算や読み書きなどの復習に集中して取り組んでいます。

最高学年である6年生は、これまでに学習した復習内容が必然的に多くなるため、他学年よりもレベルの高い学習内容に日々挑戦し、確かな基礎力の定着を図っています

わずか15分という短い時間ですが、活動の流れをパターン化することで、バラエティーに富んだいくつものメニューを盛り込んでいます。

黒板に貼られた数カードを使って、全員で声を合わせながら暗算を唱える動的な学習から、プリントやドリルに集中して取り組む静的な学習まで、緩急のあるプログラムで子供たちの意欲を引き出します。

写真の「なんのこれ式」は( )×( )=24のように、九九の答えでなく式を考えるメニューです。
これだと式は3×8、8×3、4×6、6×3の4つがあります。
「1つの問題に対して解が1つとは限らない」という体験をすることで、柔軟な思考力や着眼点が育ちます。
ちなみに早い人は2分以内にすべてを埋めることができます。
答えから「どのような数の組み合わせで作られているか」を分解して考える体験は、約数・公約数や、中学校で習う因数分解の素地にもつながります。

また、単に個人で黙々と解くだけでなく、答え合わせや解き方の確認を友だちと協働して行えるよう、活動の工夫を取り入れています。
互いに教え合ったり確認し合ったりすることで、解き方の理解がより深まっています。

学習の最後には、「振り返りシート」にシールを貼って自己評価を行います。
短時間の学習であっても、日々の積み上げを可視化することで、子供たちは自分の成長を実感し、次のステップへのモチベーションにつなげています。

15分間の集中と工夫の積み重ねが、6年生の学びを支える力へと実を結んでいます。