3年生の理科「こん虫のかんさつ」の学習では、ICTを最大限に活用した授業を展開していました。

子ども達は6月に「チョウの観察」で、実際に「卵→幼虫→さなぎ→成虫」の過程を間近に見ながら大切に育てています。
その経験を土台としながら、今回はトンボやバッタ、カブトムシなどの育ち方を調べ、昆虫の成長のきまりについて考えを深めました。

担任は、デジタルとアナログ双方の良さを生かした多様な工夫を取り入れています。
まず、直接の観察が難しい場面に対応するため、児童がいつでも閲覧できる専用の共有ボックスを用意しました。
昆虫ごとに成長を記録した動画クリップや図鑑代わりの読み物資料へスムーズにアクセスできる環境を整えています。

デジタルノート上では、用意された昆虫の画像を指で操作して並べ替えることで、成長過程を視覚的に整理できるようにしました。
間違えても迷っても何度でも簡単にやり直しができるので、子ども達は直感的にどんどん動かしています。
悩んだら、動画や図鑑資料に戻ってたしかめて、もう一度考える。
操作しながら順番を考える画像カードが視覚的な思考ツールになっていました。


グループやペアでの交流場面でも、手元の画面を指し示したり動かしたりしながら、互いの考えを分かりやすく伝え合っています。
さらに、端末上で自由に拡大・縮小ができるため、細部までじっくりと観察を深める姿も見られました。



一方で、学習の課題や予想、結果については紙のノートへ丁寧に書き込み、デジタルでの操作と手書きによる思考の整理を効果的に両立させています。


実体験での気づきをもとに、ICTを主体的な学びの道具としてしなやかに使いこなす子どもたちの成長が感じられる授業となりました。
