ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ志免中央小学校6月30日 1年生の教室から
コミュニティー・スクール
いじめ防止基本方針

6月30日 1年生の教室から

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年6月30日更新 <外部リンク>

「はじめての道徳」をみんなで創る教室

1年生の道徳の授業があっていました。
入学から3ヶ月が経ち、子どもたちは習ったひらがなを使って、少しずつ自分の思いや考えを書くことができるようになっているところです。

1

この日の題材は「うまれたての いのち」です。
道徳の教科書に載っている、生まれたばかりの赤ちゃんの写真や小さな生き物たちの姿を見つめながら、「いのちの尊さを感じ、身近な命を大切にしようとする心を育てること」が学習のねらいです。

1

しかし、まだ入学して間もない発達段階をふまえると、担任はさらに「これからの道徳の土台づくり」という裏のねらいも重ねているのが見えてきます。

1

具体的には、以下の3つの手立てや声掛けです。

 

1年生にとって「命を大切に」という言葉は少し抽象的です。
そこで担任は「泣いている赤ちゃんを見つけたら、みんなならなんて声をかける?」という温かい問いかけをします。
子どもたちからは、自分の経験を思い出しながら、様々な気づきや「生まれてくれてありがとう」等の優しい言葉が次々と引き出されていきました。

自分の思いを言葉や文字にするのがまだ難しい児童に対しては、個別に寄り添い、「赤ちゃんを見たときはどうだった?」と丁寧に経験を呼び起こすなど、細やかなサポートを行っていました。

2つ目は「正解」を気にせず、自分の思いを言葉にする支援です。
子どもたちに向けた「どんなことでも安心して書いていいんだよ。真剣に考える道徳に間違いはありません。」という担任の言葉に、1年生のこの時期ならではの優しく強いメッセージをが込められていました。

3つ目は意見を交わす安心感です。
ペア交流や全体交流を取り入れているのは、「世の中にはいろいろな優しさがあるんだ」と知るためです。
友達の意見を「それいいね」と受け止めたり、自分の意見を最後まで聞いてもらえたりする経験を通して、「この教室なら安心して自分の心を表現できる」という集団の中での安心感を育てる様子が見られました。

1
1

単に「命は大事です」と教えるのではなく、「自分の心に向き合い、言葉にし、友達と認め合う」という、これから6年間続く道徳の学び方の型のようなものを、温かい雰囲気の中で染み込ませること。この安心感こそが、これからの道徳の確かな基礎になっていくのだと感じさせる、素敵な一時間でした。