6月23日 4年生の授業から
優しさと驚きに満ちた、ふれあいの授業
4年生の総合的な学習の時間「ともに生きる」では、「ふれあいの部屋」の利用者さんとスタッフの方をお招きしています。
学習のねらいは、地域で働く障がいのある方々とかかわり、皆さんのよさを実感することで、多様性について感じ考え、共に支え合う大切さを学ぶことです。
お隣の志免南小学校内にある「ふれあいの部屋」は、障がいのある方がいきいきと働く生活介護事業所です。
全国的にも珍しい「学校の空き教室」を活用した施設で、2015年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
利用者のみなさんは日常的に志免南小の児童と挨拶を交わしたり、掃除を共にしたりと自然な交流が生まれる温かい環境が特徴です。
中央小の子どもたちにとっても、多様性を学び支え合う心を育む大切な地域のパートナーです。
4年生の担任たちはこの授業のために、思いを持って準備を進めてきています。
学習のねらいを共有するために、事前にスタッフのみなさんと打ち合わせを重ねてきました。
また子どもたちが作業の大変さややりがいをしっかり実感できるよう、工程を分かりやすくまとめた学習ノートも準備。見通しを持って活動に臨めるよう、細かな工夫をしています。
学習では、利用者さんが日頃から心を込めて取り組まれているお仕事について詳しく教えていただきました。
紹介されたのは、牛乳パックをリサイクルして美しい手すき和紙を作る「紙すき」と、自然の恵みを活かして色鮮やかに仕上げる「リース作り」の2つの作業です。
子どもたちは、目の前で繰り広げられる職人のような手際に興味津々。
「紙すき」の工程では、飲料パックのラミネートを丁寧にはがし、細かくしてミキサーにかけ、型に流し込んだものをアイロンで仕上げる、という緻密な作業に見入っていました。
また、「リース作り」では、様々な公園や海岸で集めた木の実をきれいに掃除し、ゴールドやシルバーなどに色付けして、バランスよく土台に飾り付けていく手順を教わりました。
子どもたちは「一つひとつの作業をとても丁寧にしていてすごいと思った」「大変な作業もあるけど工夫しているのがわかった」といった声が聞かれ、仕事に対する真摯な姿勢に感銘を受けていたようでした。
この後の学習で、子どもたちは利用者さんに手ほどきを受けながら、実際に紙すきをし、和紙カードを制作します。
単に作業を学ぶだけでなく、笑顔で言葉を交わし、心の距離を縮める貴重な「ふれあい」の場にしていきたいと思います。
障がいの有無に関わらず、誰もが地域の一員として生き生きと働いている姿に触れたことは、子どもたちにとって、お互いを尊重し合う「思いやりの心」を育む大きな一歩となったことでしょう。
このページを見ている人はこんなページも見ています