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6月11日 スタールームの教室から

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年6月11日更新 <外部リンク>

ありのままの自分で一歩を踏み出すための教室

本校には「スタールーム」と名付けられた教室があります。場所は他の子ども達が通ることがない、3階の一番奥の部屋です。
よく「適応指導教室」と呼ばれる、学校や教室に不安を感じている子ども達のための部屋です。
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本校では、子どもが教室に入れない、あるいは学校に来られない状態を、問題行動だとは捉えていません。
日々の生活や人間関係の中で頑張り続け、一時的に「心のエネルギー」が減ってしまった状態かもしれない、と考えています。

そのため、「どうして教室に入れないの?」と原因を問い詰めたり、無理に理由を探し出そうとしたりすることはしていません。
理由は、本人にも分からないことが多いものです。あまり問い詰めると違う理由にすり替えてしまい、さらにつらい事態になりかねなません。

ひとまず「みんなと同じように教室に入らなければならない」というプレッシャーを一度手放し、減少したエネルギーをゆっくりと充電することから始めます。
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毎朝の掲示板には、その日に登校する子どもたちの名前と、分かりやすい「今日の時間割」が用意されています。教科の横のスターマークはその時間にスタールームを使う印です。
それぞれの体調や心の状態に合わせたスケジュールを確認することから一日が始まります。

また、「心の健康観察」を取り入れたり、スター担当が教室担任と連絡を密にするなど、小さなスモールステップを積み重ねることで、教室や友達とのつながりを温かく保てるようにしています。
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さらに、教室内では小さなメダカが泳ぐ水槽もあり、ホッと一息つけるような優しい潤いのある空間が整えられています。
なぜ「スタールーム」なのか。


ここには、子どもたち一人ひとりが「誰かの真似ではなく、自分だけの光で輝く存在」であるという意味があります。

教室内には、子どもたちがそれぞれの感性で描いたイラストや、アイディア満載の「スタールーム新聞」が生き生きと掲示されています。これもその子が持つ本来の輝きや主体性をそのまま認めて伸ばす場です。
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今、学校や教室に入れなくてエネルギーが不足している子どもたちは、次の輝きに向けて「夜空で静かにエネルギーを蓄えている状態」なのだと私たちは捉えています。

「ここは、あなたがもう一度エネルギーを満たして、自分らしくきらめき出すための場所だよ」という、メッセージも込められています。
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そしてもう一つ、「スタールーム」という響きはとてもキャッチーで、どこかワクワクする響きを持っています。
子どもたちが校内で「ちょっとスター行ってくる!」と、恥ずかしがらず、むしろ前向きな気持ちで口にできるように、そんな願いも入っているのです。

スタールームは、周囲の目を気にすることなく、ありのままの自分でいられる「心の安全基地」です。

子どもたちが「安心だな」と感じられたとき、自ら次のステップへ進むエネルギーが自然と湧いてくるのではないでしょうか。