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6月10日 6年生の教室から

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年6月10日更新 <外部リンク>

「あ、分かった!」を分け合う教室

6年生の算数です。※以下、入力の都合上、分数や一部単位の表示が授業と異なるものになっています。

問題は「2dlで(5分の4)平方メートルぬれるペンキがあります。1dlでは何平方メートルぬれますか?」です。
式は(5分の4)÷2なのですが…。
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実はこの単元、「やり方のルール」に頼りがちで6年生が最もつまずきやすい難所の一つです。

「分数を整数で割るときは、分母にその整数をかければいい」と、「やり方」だけ身に付ければ、一見すると問題は解けるようになります。しかし、それでは「なぜ分母にかけるの?」「割っているのになぜ数字が大きくなるの?」という根本的な意味が置き去りになってしまいます。
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子どもたちはタブレットを開き、画面に映し出された面積図に自分の指やペンで色を塗ったり、線を引いたりしながら、「5分の4を半分にするってどういうことだろう?」と、計算の「意味」を視覚的に捉えようと試行錯誤を始めました。

教師が一方的に解き方を教えるのではなく、まずは子どもたち自身がじっくりと図を動かし、自分の頭で考え抜く時間を大切にしていたのです。
ある児童が「あ、!分かった!」と声を上げると、周りの席の子たちが自然と「どうやったの?」「見せて!」と集まり始めました。
タブレットの画面をみんなで覗き込みながら、「ここを半分に分けるから、1つ分のマスが細かくなるんだね」「なるほど、だから分母が変わるんだ!」と、お互いの言葉で説明し合い、教え合う姿が教室のあちこちで見られました。
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最初は「どうやるんだろう」と頭を悩ませていた子どもたちでしたが、友達との交流の後に、担任の整理された説明を聞いたことで、よりしっかりと理解できたようです。
授業の終末には「なんだ、意味が分かれば簡単!」と言いながら、練習問題をスラスラと解き進めていました。
その表情は、自分で、そして友達と一緒に算数の壁を乗り越えたという自信に満ちあふれていました。
デジタルを活用して試行錯誤し、友達と対話しながら、納得するまで考え抜く。これからの時代に最も必要とされる「主体的に学び合う力」が、この1時間の授業の中にぎゅっと凝縮されていました。