5月29日 3年生の教室から
主体的な「えらぶ」と「なるほど!」がある授業
3年生、算数の筆算の問題です。プリントの左にはいろんな品物と価格がイラストになっています。問題は「自分がほしいものを2つ選んで合計を求めよう」。子ども達は「自分で選んだ商品の合計を出す」というちょっとワクワクした目的意識です。
「お買い物」というリアルな文脈(算数的活動)に落とし込むことで、「学びの有用性」を感じやすくしています。
この授業は、本校が今年取り組む「自己調整学習」にあたります。1つの単元のまとまりや1つの時間の中で、可能な限り子ども達に自己決定や自己選択を促し、自分に合う方法で学びを進めるものです。
そのために、下の写真のような学習計画表を使います。
この計画表では、日々の「問題」に対して「めあて」を立て、最後に「ふりかえり」を記述するフォーマットになっています。「3つのかずのたしざんのしかたを考えよう」というめあてに対し、児童は「「3つの数の足し算は100か10に計算しやすくなると楽になる」と、自分がどう解決したかのプロセスを自分の言葉で言語化しています。
ある児童の工夫です。価格の横に書かれているのは、たくさんの商品を値段順にしたランキング。12個もの商品を、いきなり「どれでもいいから2つ選んで足し算しなさい」と言われると、「どれにしよう」「どれとどれが安いの?」とパニック(情報過多)になりやすいです。
最初にランキングをつけて「数字の整理」をしておくことで、「まず情報を整理してから、次の課題(計算)に移れば楽になる」という戦略を無意識に実行しています。これも「自分で自分の学習や行動をコントロールする力」に含まれます。
学び方の選択として、一人で考えるだけでなく、自分に必要なタイミングで友達や教師とたしかめたり、相談したりすることも可能です。これは、自己調整学習における「他者調整」の場面です。
解いたプロセスを友達に説明したり、友達のやり方を見たりすることで、「あ、そのやり方いいな」「自分はここで間違えたんだ」といった新たな気づきや学びの修正が生まれるのです。
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