「いつ大きな事故が起きるか分からない。一刻を争う事態に、従来の訓練だけでは不十分なのでは。」
——そんな強い危機感と備えの意識から、今年度はより実践的なシミュレーション研修として実施しました。
7月23日(木)、南部消防の方々をお招きし、全教職員で「頭部打撲」「アナフィラキシー」「体育後の卒倒」「熱中症様症状」の4つの場面を想定した訓練に臨みました。

「第一発見職員」1名と「応援職員」の複数名をくじで選びます。児童役も10名前後います。
しかし、直前まで自分がどんな状況でどんな役割を担うかはわかっていません。

意識のない児童に対しては、一刻も早くAEDで状態の解析を行わなければなりません。
一方、他の児童がいる場合、友達がAEDを装着して電気ショックを受ける場面を目撃させないことも大切です。
AEDを取りに行きながら、他の児童を移動させ、119番にも連絡して、、、1人では到底できません。
そもそも、第一発見者は意識障害のある児童から目を離さず、だれかが観察をし続け様態を記録する必要があります。
シュミレーションを行う中、「どうやればすぐに多くの応援職員を呼ぶことができるのか」、「応援職員は最低でも何人必要なのか」などいろいろな疑問や課題が積みあがりました。


今回、役割を伏せた状態で挑む本番さながらの訓練を通して、
など、実際の動線や動きを体験したからこそ見える課題が数多く浮かび上がりました。
これらの課題は従来型の「AEDの装着と胸骨圧迫」を順番に繰り返す訓練では気づかないことばかりでした。

訓練後の振り返りでは各グループで熱心な議論が行われ、組織としての対応力を一段と深めることができました。
事故がないことを心から願いつつも、万が一の事態には一刻も早く、組織的に命を守れるよう、今後も防犯・救護体制の強化に努めてまいります。