ある5年生クラスの授業の様子を見ようと教室訪問してみると、黒板前に担任と子供5人がいました。
「○○さん、どうぞ」と司会を務めているのは子供たちでした。
学習をつくる主役は子供たちで、担任の先生はファシリテーター役になっていました。
実は、数ヶ月前に子供が担任に「自分たちで学習をすすめたいです。」と発言したことをきっかけに、担任は学びのゴールを子供たちと共有した後、授業者が使う指導書と板書例を渡し、子供たちが自分で学習計画を立てることができるよう、支援してきたようです。
すると、子供は「どう伝えればみんなに伝わるかな。」と伝える内容と伝え方を考えるようになり、友達の発言もよく聞くようになったそうです。
この主体性を伸ばしていくことが、子供一人一人の自信になるといいなと思っています。