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冬はヒートショックにご注意!

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年10月1日更新 <外部リンク>

入浴中の事故につながるヒートショック

冬場の温度環境や体調によって、疾病の発症や命に関わる大きな事故につながる場合があります。

入浴中の溺死事故の多くは冬に発生しており、死者の9割が65歳以上の高齢者と言われています。

ヒートショックとは

あたたかい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって、血圧が大きく変動することで起こります。

気温が下がる冬場に多くみられ、失神や不整脈のほか、死に至ることもあります。

入浴時は特に注意

ヒートショックは入浴時に多く発生します。

あたたかい部屋から温度の低い脱衣所や浴室内に入ることで血圧が上がり、その後、あたたかい湯に入ることで血圧が低下します。

この急激な血圧の変動が失神を起こす原因といわれています。

また、高温・長時間入浴により体温が高くなりすぎたときや、入浴中に急に立ち上がったときに、脳への血流が減少し、一時的に意識障害を起こす可能性があります。

浴槽内でヒートショックが起きると、失神して溺死してしまうなど、二次的な事故につながるケースも多いです。

浴槽内での溺死者は、年代が上がるにつれて増加しており、特に75歳以上の方から増加します。

 

予防のポイント

  1. 入浴前に脱衣所や浴室をあたためる!
    ▶温度の急激な変化を避けるため、入浴前には浴室や脱衣所をあたためましょう
     熱めのシャワで高い位置から流すと、蒸気で浴室があたたまります。
     
  2. お風呂の温度は41度以下、湯につかるのは10分まで!
    ▶半身浴でも長時間入浴すれば体温が上昇するため、気をつけましょう
     
  3. 浴槽からはゆっくり立ち上がる!
    ▶浴槽から出るときは、手すりや浴槽のへりを使って、ゆっくり立ち上がりましょう
     
  4. 食後すぐの入浴や、飲酒・服薬後の入浴は避ける!
    ▶食後は血圧が下がりすぎることがあるため、食後すぐの入浴は危険です。
    ▶体調の悪いときや、睡眠薬を服用した後の入浴は避けてください。
     
  5. 入浴の前に同居者に一声かける!
    ▶入浴時の死亡事故を防ぐには、早期発見が重症です。
     同居者に一声かけ、意識してもらいましょう。
    ▶同居者は、入浴した時間を覚えておき、「時間が長い」「音がしない」、
     「突然大きな音がした」など、異変を感じたときはためらわずに声をかけてください。

 


★冬場のトイレもヒートショックの危険が高い場所になります。

暖房器具や手すりを設置するなど、予防をしておくと安全です。

  

ヒートショック予報

ヒートショック予報は、気象情報にもとづく家の中でのヒートショックのリスクの目安となります。

予報を参考にし、ヒートショックを予防しながら過ごしましょう。

【ヒートショック予報】<外部リンク>(日本気象協会)