里親制度について~あたたかい家庭を必要としている子どもたちがいます~
里親制度とは?
児童福祉法に基づき、里親として登録された方に家庭で生活できない子どもの養育を福岡県が委託するものです。
子どもが家庭で生活できない理由としては、保護者の病気や離婚、不適切な養育など様々な事情があります。
詳しくは、福岡県のホームページをご覧ください。
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/satooyaseido.html<外部リンク>
里親の種類
里親は、以下の4種類に分けられます。
●養育里親(5年ごとに更新)
何らかの事情により保護者の家庭で育てることができなくなった18歳未満の子どもを養育する里親です。
期間は保護者が子どもを引き取れるようになるまでで、1年以内の短期の場合もあればそれ以上の長期の場合もあります。
【季節・週末里親】
週末や長期休暇などに、数日から1週間ほど子どもを養育します。平日は子どもとの時間が取れない人や、最初から長期での養育をするのが不安な人などに向いています。
●専門里親(2年ごとに更新)
専門的な知識や技術を習得し、虐待などにより心身に影響を受けた子どもや、障がいのある子どもを養育する里親です。
●養子縁組里親(5年ごとに更新)
養子縁組によって、子どもと法的な親子関係を結ぶことを前提として養育する里親です。
期間は縁組が成立するまでの間、養育を委託します。
●親族里親
両親が死亡、行方不明、疾病による入院になるなどのやむを得ない事情がある場合に、子どもの扶養義務者及びその配偶者が里親として養育するものです。
※登録の更新には研修の受講が必要です。
里親になるための要件
1.心身ともに健康であること
2.児童養育に対する理解と愛情を持っていること
3.経済的に困窮していないこと
4.欠格事項に該当しないこと
5.国で定めた研修を受講すること
※親族里親は3・5は該当しません
子どもの養育
里親の義務
里親として子どもを養育するにあたっては、委託された子どもへの虐待の禁止、秘密保持、関係機関との連携につとめる他、国が定めた「里親の行う養育に関する最低基準」を守りながら養育していただきます。
養育費
里親として子どもの養育をお願いする間は、定められた額の養育に必要な経費、里親手当等が支払われます。
サポート体制
◆児童相談所・里親支援機関による専門的援助
委託後も家庭訪問等により養育支援を行います。また、里親の専門性を高めるために、研修会や講演会等を開催しています。
◆里親会による里親同士の支援
里親同士が集まって話し合ったり、悩みを語り合う等、情報交換を行う場として、里親会を設けています。
◆レスパイトケア
里親が、子どもを連れて行けない外出などで養育できないときや、一時的に休息が必要な時などに、子どもを他の里親や施設に預けることができます。
里親になる手続き
1.相談
里親制度に興味がある・里親になりたいと思われた方は、まずは児童相談所にお問い合わせください。
里親の条件や手続きなどを説明します。
◆福岡児童相談所
電話 092-586-0023
〒816-0804 春日市原町3-1-7
2.研修・家庭訪問
研修は、数日間で里親制度や子どもの権利擁護について学び乳児院などで実習も行い、家庭環境の調査があります。
基礎研修・・・講義1日 実習1日 登録前研修・・・講義2日 実習2日
3.登録
審査を経て、里親登録となります。
4.交流
児童相談所が子どもや保護者の希望、里親の家庭状況や子どもに対する希望等を考慮したうえで、養育をお願いするかどうかが決まります。
面会や数時間の外出、宿泊などで子どもと一緒に過ごします。
5.里親委託
問い合わせ先
福岡児童相談所
電話 092-586-0023
〒816-0804 春日市原町3-1-7
【養育里親のみ】
特定非営利活動法人キーアセット 福岡オフィス(※福岡県の委託先)
電話 092-406-6351