夏休みを前に

困難は分割せよ

​　明日から長い夏休みが始まります。様々な計画を立てていることでしょう。特に３年生は、受験がそろそろ見えてくる頃です。不安は大きいと思います。１・２年生も部活動や自分の趣味を楽しむことと並行して学習を進めなければなりません。こう考えればやらなければならないことがたくさんあって、何からやればいいのか、何を優先すればいいのか悩むことも多くあると思います。そこで今日皆さんに紹介したい言葉があります。
＜困難は分割せよ＞
　この言葉は３年生の国語の教科書の「握手」という話の中で出てくるルロイ修道士の言葉です。私はこの言葉が好きで、担任をしているときは教室に掲示していました。皆さんのように中学生であっても、教室にいらっしゃる先生方であっても、目の前には多くの困難が山積みされています。それをひとかたまりにして受け止めようとすると、大きすぎて押しつぶされてしまいます。しかし、その困難を分割して小さくしてみると、自分の力で解決できることもたくさんあります。
　困難を分割して、一つずつ解決すれば、後ろを振り返ったときに、大きな塊であった困難が解決できていると思います。ぜひこの言葉の意味を噛みしめて困難に立ち向かってください。
　みなさんの夏休みが充実したものになることを願っています。８月２９日に元気な姿でお会いしましょう。