「点検をします」という勧誘目的を隠した電話や訪問に気をつけて!
「点検をします」という勧誘目的を隠した電話や訪問に気をつけて!
最近、大手電力会社やメーカーの定期点検と勘違いさせて訪問の約束を取りつけ、分電盤や給湯器を勧誘する事業者について
相談が多く寄せられています。一旦家の中に招き入れると高額な契約を次々に勧められるケースが見られますので、突然の電話や訪問には慎重に対応しましょう。
「無料点検」をきっかけに分電盤や給湯器、床下配管工事の契約に・・・
〈相談事例 1〉
自宅に「分電盤の点検」と電話があり、大手電力会社だと思い来てもらったら、「漏電の恐れがある」と交換を勧められ不安になって契約した。
その工事後に担当者が家の外へ行き、「給湯器も古いので替えたほうがいい」と言われ、総額40万円近くの契約になってしまった。
〈相談事例 2〉
「ガスの点検日になっている」と突然訪問され、給湯器が古かったので交換してもらうことにした。その工事後に「床下の配管が腐っている」と高額な床下の追加工事を勧められ100万円を超す高額な契約になってしまった。
アドバイス
- 事例の場合、事業者は分電盤などを勧める目的であることを事前に説明しなければいけません。

- 訪問や電話を受けた時に「無料点検」としか告げない事業者には注意が必要です。
- 点検後に「不具合がある」などと言われて不安になっても、あわてて契約せずに家族や周りに相談し、冷静に判断しましょう。また、複数の事業者から見積もりを取り、工事の内容や金額を十分に比較検討しましょう。
- 訪問販売の場合には、法律で決められた書面を受け取ってから8日以内は書面やメール等でクーリング・オフ(無条件解除)の申し出ができます。クーリング・オフ期間経過後でも、事業者の説明が事実と異なった場合等、解約ができる場合もありますので、あきらめずにご相談ください。
困ったときは、かすや中南部広域消費生活センターにご相談ください。
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