令和5年度消費者月間では「デジタルで快適、消費生活術~デジタル社会の進展と消費者のくらし~」を統一テーマとして、消費者、事業者、行政が一体となって、全国で消費者問題に関する取り組みが展開され、消費者トラブルによる被害を未然に防止するため、消費者センター「消費生活相談」の周知について、より一層努めています。
※消費者月間:昭和43年5月に施行された「消費者保護基本法」(現「消費者基本法」)の施行20周年を機に、昭和63年から毎年5月を「消費者月間」とされました。
無料と書いてある占いサイトに軽い気持ちで登録した結果、鑑定士と名乗る人から次々とメッセージが届きやり取りをやめられない・・・そんな占いサイトや占いアプリに関する相談が消費生活センターに寄せられています。
〈相談事例 1〉
無料の占いサイトを見つけ、名前や生年月日など個人情報を入力した。後日鑑定士から鑑定結果が届いた。「運気を上げるため」と、指定された文字を何度も送信するよう指示された。送信するにはポイントが必要だったため、高額課金してしまった。
〈相談事例 2〉
「高額宝くじ当選の気を感じる。無料鑑定させてほしい」と占い師を名乗る人からメールが届いた。メールにはサイトのURLが記載されており、会員登録をした。宝くじを買うタイミングを教えると言われ、占い師とやり取りをつづけた。最初の2日間は無料だったが、それ以降は有料ポイントが必要だった。何度もポイントを買い、やり取りをしているが、明確な回答がもらえない。