定められた料金を定期的に支払うことで一定期間、商品やサービスを利用できるサブスクリプション(サブスク)。通信販売、特にインターネットでの申し込みが多く、気軽な反面、契約トラブルが起きています。
サブスクは1度契約すると解約しない限り自動継続し、利用の有無にかかわらず定額が請求されますが、このような契約内容を十分理解せず申し込み、その後、利用していないのに請求され、トラブルになるケースがあります。また、規約などがサイト上のどこに掲載されているかわかりづらいといった問題も見られますが、特定商取引法の改正により、消費者がサブスクをウエブサイトやアプリで申し込む際、サイト事業者は「最終確認画面」で、契約期間や料金(無料期間から自動で有料プランに移行する時期、支払金額など)、解約条件などをわかりやすく表示するよう義務付けられています。
<相談事例1>
久しぶりにクレジットカードの明細を確認すると、去年の10月から毎月4千円の請求が続いていた。質問サイトの料金で、初回利用したときは500円だったが、解約手続きをしないと月額4千円の継続契約になるとのことだった。サイト運営業者に利用していないと伝えたが、返金はできないと言われた。(60歳代 男性)
<相談事例2>
洋服のレンタルサービスをネットで検索し、月額1万円でプロがコーディネイトした洋服を借りられ、最初の2か月は無料というサイトを見つけた。無料の会員登録をすれば特典があるので、まずは登録だけしておこうと思い個人情報とクレジットカード番号を入力した。3日後に、1年分の料金12万円が一括で請求された。(20歳代 女性)
※特定商取引法の改正について詳しくは、消費者庁のウエブサイト<外部リンク>や「通信販売の申し込み段階における表示についてのガイドライン」<外部リンク>を参照してください。
お困りのことがありましたらすぐにかすや中南部広域消費生活センターに相談してください。
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