インターネットの旅行サイトでの契約には注意が必要です
インターネットでの旅行サイトでの契約には注意が必要です!
秋の行楽シーズンや年末年始に向けて、旅の予定を考えている方も多いのではないでしょうか。インターネットでの旅行予約は、
手軽で便利ですが、店頭での申し込みと違い、細かい注意が必要です。
相談事例
〈相談事例 1〉
インターネットで航空券の予約申し込みをした。翌日、日程を変更しようとしたら「変更はできない、予約はキャンセルして取り直す必要がある、キャンセル分の代金は返還しない」と言われた。旅行はまだ2週間も先なのに納得できない。
〈相談事例 2〉
海外OTAのサイトで3か月先の旅行の予約をしようとした。支払い画面でクレジットカード番号等の入力をし、完了する場面でサイトが見られなくなった。予約確認のメールが届かなかったので、予約できていないと思い、別のサイトで予約申し込みをした。1か月後、クレジットカードの引き落としがあり、二重に予約していたことが分かった。
※海外OTA・・・海外に拠点を持つWEB上でリアルタイムに宿泊予約・航空券予約が完結する旅行サイトのこと
注意点
- 規約に「予約後は変更できない」「キャンセル料100%」という条件がある場合は、予約後は変更できず、返金もされません。

- 消費者に落ち度がなく、旅行サイト側のシステムエラー等が原因で「予約が取れていなかった」とか「予約できていないと思って他で予約を取ったら、予約が完了しており代金を請求された」といった場面であっても、消費者側で、トラブルの原因がシステムエラーであるという証拠を示すことが難しく、望むような解決が難しい現状があります。
- 海外のサイトの場合、コミュニケーションをとるのが難しく、日本の旅行業法が適用されないため、交渉が進まないことがあります。
対策とアドバイス
- 申し込み前に契約内容やキャンセル条件などをしっかり確認して申し込みましょう。
- 予約確認メールは大切に保管し、メールが届かない場合は、業者に照会し再送付してもらいましょう。確認できるまで、他で予約することは避けましょう。
- 利用前に、サイトの運営者情報をよく確認しましょう。海外の場合は、特に注意して日本語での対応が可能なところか、規約等もよく確認しておきましょう。
困ったときは、かすや中南部広域消費生活センターにご相談ください。
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