気軽に手作り品や不用品をネットで販売は慎重に行いましょう
売り主としての責任や事業者とみなされる場合もあるので慎重に考えましょう!
スマートフォンでフリーマーケットのように様々な物品を購入、売却できるフ
リーマーケットアプリが人気です。しかし契約に不慣れな個人間の取引になるため、トラブルの相談も増えています。売り主としての責任が問われる場合もあります。目先の収入や手軽さにとらわれず、利用は慎重に行いましょう。
相談事例
商品を送ったが入金されない・・・・
〈相談事例1〉
フリーマーケットアプリにブランドの財布を5万円で出品した。発送し、相手は受け取り、支払いもしているようだが、なぜか商品受け取り(評価)ボタンを押さないので運営会社からの入金がない。今まで300回以上出品したがこんなことは初めてでどうしたらよいかわからない。
〈相談事例2〉
気軽にネットショップが開設できるとのCMを見て、趣味の手作り品を出品し発送したが、買った相手の不正なクレジットカード利用を理由に、運営会社から入金されない。
アドバイス
フリーマーケットアプリやショップ開設サイトは便利なシステムですが、売り手としての責任が問われる場合があります。
- フリーマーケットアプリでの売買のトラブルは、原則個人間での話し合いになりますが、発送通知から一定期間経過後は、取引画面の専用フォームから運営会社に取引完了を依頼することができるなど、運営会社の対応がある場合があります。利用前に、、ホームページの利用規約、トラブル対処法などを確認しておきましょう。
- 「インターネット・オークションのガイドライン」では、個人であっても、出品件数や出品頻度によっては事業者とみなされる場合があります。相談者のように300回以上出品している場合は注意が必要です。
- 消費者だった個人が容易にネットショップを開設し、販売業者としてクレジットカード決済が利用できる立場になる、事例2のようなシステムは、個人であっても販売業者に該当し、特定商取引法の規制対象となる可能性があります。ショップ開設に当たっては、ホームページの利用規約等の確認を慎重に行いましょう。
※インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン [PDFファイル/133KB]
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