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慎重な検討を!!「住宅のリースバック」のトラブルが急増しています

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年12月15日更新 <外部リンク>

自宅を事業者に売却し、家賃を払いながらそのまま住み続けるという「住宅のリースバック」のトラブルが急増しています

「住宅のリースバック」についての相談件数が高齢者を中心に全国的に増加しています。ie中には家賃が値上げされて払えなくなり、退去を迫られる等の深刻なケースも見られます。即決は避け家族や親族等の周りと相談しながら慎重に検討しましょう。

相談事例

〈相談事例〉老後の生活に困り契約したが、家賃が値上げされてかえって生活が苦しくなった

4年前、「自宅を売りませんか」と突然訪問され、生活に困っていたので話を聞いた。neage「2,000万円で自宅を売却し家賃7万円を払ってそのまま住み続ける」というリースバック契約をしたが、今年になって急に家賃が10万円に値上げされた。売却金はすでに生活費で使ってしまった。業者からは「家賃の値上げは契約時に説明している。払えなければ早急に退去してほしい」と言われたが、契約時の説明はよく覚えていない。

アドバイス

  • 「住宅のリースバック」は不動産業者への住宅の売却と、家賃を払って住み続ける賃貸借の2つの契約から成り立つ複雑な契約です。十分に説明を受け、不安を感じたり少しでも疑問がある場合にはその場で契約せず、必ず家族や周りに相談しましょう。
  • 解約違約金や家賃の値上げに関しては原則契約書に記載されています。契約書を熟読し内容を確認することがとても大切です。
  • 自宅を不動産業者に売却する場合にはクーリング・オフ制度はありません。くれぐれも安易な契約は禁物です。
  • 国土交通省では「住宅のリースバックに関するガイドブック」を公表しています。利用を検討する際の参考にしてください。

  ※「住宅のリースバックに関するガイドブック」<外部リンク>[PDF形式](国土交通省)

参考 リースバックの仕組み
  1. ​自宅の売買契約  居住者がリースバック(不動産)事業者へ住宅を売却し、売買代金を受け取る
  2. そのまま居住(賃貸借契約) 毎月家賃を支払い居住を続ける

困ったときは、かすや中南部広域消費生活センターにご相談ください。

 


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