訪問販売での契約は慎重に!!
訪問販売での契約は慎重に!!
突然訪問してきた業者から「屋根の点検」「床下の点検」を勧められたら時には・・・
相談事例
〈ケース1〉「前の会社が倒産した」と言われて・・・
15年前に訪問販売で7台の床下換気扇の契約をした。3日前「前の業者が倒産した」と別の業者が訪ねてきた。見てもらったところ2台が動いていないと言われ、2台分20万円の契約をした。急な出費だったので支払いが困難である。(70歳代 女性)
〈ケース2〉「近所で工事をしているのであいさつに来た」と言われて・・・
5年前に訪問販売で屋根工事をしていたが、4日前「近所で工事をしているのであいさつに来た。瓦にひび割れがあるので直したほうがいい」と訪問され、屋根に上ってもらったら「前の業者の工事がでたらめだ」と言われ、100万円の屋根修理の契約をした。出費が重なり困っている。(60歳代 女性)
注意!!無料点検ののちに、不安をあおり、高額な契約を勧める悪質なケースがあります
- 訪問販売業者は訪問後すぐに、「会社名や担当者名、何を販売するのか」をきちんと勧誘の前に説明しなければならないと法律で決められています。事例のように「前の会社が倒産した」「近所で工事をしているのであいさつに来た」などと声をかけ契約を勧めることは、法律に違反する勧誘方法と言えます。
- 点検後に、「放っておいたら家が崩れる」などと事実ではないことを言って不安を煽ったり、「今日契約をしてくれたら半額にする」などと契約を急がせる業者には特に注意しましょう。
アドバイス
- 点検結果を聞いて不安になっても、その場であわてて契約をせず、家族や周りに相談したり、信頼できる業者に見てもらうなど慎重に対応しましょう。

- 訪問販売での契約は、法律で決められた契約書面を受け取った日から8日間は、工事が始まっていても、工事が終わっていてもクーリングオフのはがきを出すことで無条件に契約をやめることができます。
- 8日間が経過していても、説明にウソがあったり、帰ってほしいと伝えたにもかかわらず帰ってもらえず困って契約をした時は、契約の取り消しができる場合があります。あきらめずに相談をしてください。
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