旅行予約サイトやホテル検索サイトから予約をした場合、契約変更やキャンセルするときに所定のキャンセル料がかかります。インターネットで旅行を予約するときは、日付、人数、宿泊先等旅行の条件を細かく、消費者自身が入力しなければなりません。操作ミスには十分注意し、急な予定変更なおのリスクも考えた上で利用しましょう。
予約の前に利用規約の確認を!
宿泊予約サイトで、3か月先の日程でホテルを予約して代金7万円をクレジットカードで支払った。予定の日程を間違えていたのに気づいて、数日後に予約を取り消した。すると取消料が宿泊代金の100%と表示された。慌てて利用規約を確認すると、契約成立後は100%の取消料がかかると記載されていた。海外事業者の運営するサイトだったので、日本語で問い合わせることもできない。これまで利用した別のサイトでは早い段階で取り消した場合は取消料がかからなかった。返金してほしい。
(40代 男性)
オンライン旅行取引について
オンライン旅行取引には国内に拠点があり、旅行業法に従って事業を営む「国内OTA」と海外の事業者が日本語サイトを立ち上げて日本国内の旅行者向けに事業を行う「海外OTA」があります。
OTAとは、インターネットのみで取引を行う旅行会社のことです。
「海外OTA」のほとんどは日本の旅行業法による登録がなく、予約直後でも取消料がかかるところも少なくありません。キャンセル料は原則、サイトに記載されている条件に従うこととなり、宿泊が数か月先でも、宿泊予約の契約成立後はキャンセルしても返金されない場合もあります。
この事例も海外OTAと考えられ返金は難しいでしょう。