引っ越しトラブルに注意!
引っ越しのトラブルに注意してください!
私たちは人生で何回くらい引越しをするのでしょうか。多くの人が複数回引っ越しをし、その半分以上が引っ越し事業者を利用しているようです。3月は引っ越しトラブルが多くなるシーズンです。引っ越しサービスを上手に利用しましょう。
相談事例
<相談事例1>
来月引っ越し予定で3日前に業者に見積もりを依頼した。業者から「今契約してくれたらこの値段で。お安くしますよ」と見積書を提示されたのでサインした。しかし他の業者の見積もりのほうが安かったので、最初の契約をやめたい。高額なキャンセル料を請求されたらどうしよう。
<相談事例2>
引っ越し業者に荷造りを任せて引っ越しをした。有名な作家の一点ものの陶器のふちが欠けてしまった。業者は弁償するというので4万円の提示をした。しかし業者の提示額はずいぶん少なかった。事前には貴重な陶器とは申告していない。有名作家の作なので今ならもっと高額だ。納得できない。
対処法とアドバイス
- 引っ越しの契約では多くの業者が国の定めた標準引っ越し運送約款を利用し、一部の業者は国土交通大臣の許可を得た事業者独自の約款を使用しています。キャンセル料を含め、契約内容は原則、契約した際の約款の記載に従うことになります。
- キャンセル料だけでなく付帯サービス料がかかることもあります。付帯サービスとは、エアコンの取り付け、取り外し、ピアノの搬送、電気・ガス・水道の手続き代行など様々です。約款と見積書は契約内容を示す大切なものです。トラブルを防ぐためにも、必ず内容を確認し、気になる点は事業者に説明を求めましょう。口頭での打ち合わせ内容についても、見積書に記載してもらいましょう。
- 引っ越しの際に「荷物が破損した」「紛失した」という相談が寄せられます。やはり契約した際の約款の記載に従うことになります。また貴重品や壊れやすいものはあらかじめ業者に申告しましょう。損害賠償が受けられる場合、必ずしも購入時の価格が保証されるわけではないことを認識しましょう。
お困りのことがありましたらすぐにかすや中南部広域消費生活センターに相談してください。
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