消費生活センターに未成年の子どもがオンラインゲームで、親のクレジットカードを使用して課金したという保護者からの相談が増えています。
〈ケース1〉
クレジットカードに覚えのない請求があがっていることに気づき、中学生の息子に問いただすと、親の目を盗んでカードを持ち出し、オンラインゲームで課金したと言う。70万円の請求があがっており、ゲーム会社は海外の業者のようだ。何とか取り消しはできないだろうか。(40歳代 男性)
〈ケース2〉
最近あまり利用していなかったクレジットカード会社から、決済の引き落としができないと通知が届いた。確認するとこの3ヵ月の間にオンラインゲームでの50万円近くの決済がされていた。高校生の息子に確認すると、私たち夫婦が就寝後、引き出しに入れていたクレジットカードをスマホで撮り、オンラインゲームにカード情報を入力して課金していたようだ。カード利用分50万円を取り消したい。(30歳代 女性)
令和4年4月1日より、これまで20歳とされてきた成人の年齢が18歳に引き下げられます。親の同意がないと契約を結べなかった18歳と19歳は成人となり、一人で有効な契約を結ぶことができるようになります。具体的にはクレジットカードを作ったり、アパートの賃貸契約を結んだりと、自分の意思で行うことができるようになりますが、契約の知識や経験が少ないため、消費者トラブルに遭いやすく、注意が必要です。
トラブルになったときは、できるだけ早く消費生活センターに相談してください。