平成23年度一般会計当初予算

　平成23年度の志免町の一般会計予算につきましては、4月に町長及び町議選挙が控えていたため、政策的な判断が必要な経費などを極力排した暫定予算編成を行っていました。先の6月定例議会において、通年分の一般会計予算が可決されましたのでお知らせします。
　一般会計の予算総額は、子ども手当の増加や子ども任意予防接種の実施、保育園施設整備費に対する補助金を含む普通建設事業の増などにより、前年度比6億300万円(6.0％)の増額となりました。
　長期化する厳しい経済状況から町税の落ち込みが予想されるなど、引き続き厳しい財政状況ではありますが、平成23年度からスタートした「第5次志免町総合計画」に掲げられた町の将来像「誰もが輝くすみよいまち～ひと・環境がやさしく結びあう　しめ」を目指して、子育て支援、健康づくり、高齢者福祉などの重点施策を中心に推進していきます。

主な事業

歳入歳出の概要

●歳入
　歳入の柱である町税は、長引く景気悪化の影響から、特に個人住民税の大幅な減が見込まれるため、前年度比8,900万円減の45億6,800万円となりますが、地方交付税の増が見込まれていることから、町税や地方交付税を中心とする一般財源は、総額で68億3,100万円となり、歳入に占める一般財源比率は63.8%となっております。
　一方、特定財源をみると、子ども手当の増が主な原因となり国庫支出金、県支出金が前年度比3億2,200万円、17.1％増の22億700万円となっています。借金である町債の発行は7億9,500万円で、前年度比8.0％の減となりました。
　なお、平成22年度に引き続き2年連続で、財政調整のための基金取り崩しを行わない予算編成となりました。

●歳出
　普通建設事業などの投資的経費が予算に占める割合は5.2%で、前年度比92.2%増の5億5,600万円を計上しています。
　町立志免保育園民営化後の受託事業者が行う施設整備に対する補助や、小中学校給食室増築工事などの実施などにより大きく増加しています。
　一方、人件費、扶助費、公債費の義務的経費は、前年度比3.5％、1億5,800万円の増加となっています。人件費が減少したものの、扶助費が子ども手当の増などで増加したことが主な原因です。

※　各数値は四捨五入等の処理を行っているため、合計等が一致しない場合があります。
※　もっと詳しく知りたい方は、平成23年度当初予算のポイント [PDFファイル／1.47MB]をご覧ください。
※　平成23年度志免町一般会計予算書を公開しています→平成23年度志免町一般会計予算書 [PDFファイル／1.73MB]
　　 なお、役場1階・情報コーナー及び3階・経営企画課でも閲覧できます。