平成28年度 志免町学力向上推進プラン
志をもって意欲的に学ぶ子どもを育てる志免町教育~新スリーアップ運動を通して~
現状と昨年度の取組
志免町は、平成23年度から25年度までの3年間、福岡県教育委員会から学力向上推進強化市町村の指定を受け、「志をもって意欲的に学ぶ子どもを育てる志免町教育~スリーアップ運動を通して~」をテーマに掲げ、「授業」「家庭学習」「補充学習」の3つの柱から学力向上に取り組んできました。
具体的には、授業・家庭学習・補充学習を「授業づくり」、子ども同士の好ましい人間関係づくりをベースとした「集団づくり」、学習規律や家庭生活を含めた生活習慣の確立を「習慣づくり」として”新スリーアップ運動”を継続します。
新スリーアップ運動とは
学力向上に向けて、授業づくり、集団づくり、習慣づくりの取り組みを強化します。
授業づくり
ねらい:思考力・判断力・表現力等を育成する。
成果指標:「全国」の平均正答率との差をすべての分野で1ポイントアップする。
集団づくり
ねらい:好ましい人間関係をつくる力を身に付けさせる。
成果指標:Q-U学級生活意欲の合計を小学校30点以上、中学校75以上にする。
習慣づくり
ねらい:学習規律や生活習慣を確立させる。
成果指標:家で、自分で計画を立てて勉強する子どもの割合を3ポイントアップする。
今年度のキーワード「協働(何を)」「迅速(いつから)「継続(どんな姿まで)」
各学校や学年、学級の取組を重点化するとともに、進みぐあいや成果の可視化を図る。
協働(何を)
学校全体または学年単位で何を協働して取り組むのかを明確にすること。
取組の内容を明確にすることが目的。
迅速(いつから)
共通実践の始まりを明確に伝えること。
始まりを揃えることで進みぐあい等を確認しやすくすることが目的。
継続(どんな姿まで)
取組のゴールを明確にすること。
ゴールを明確にすることで成果を検証しやすくすることが目的。
教育委員会の具体的取組
学力向上検証委員会の機能化
学力向上のための学校組織の在り方や具体的な取組について、各学校の学力向上の取組を交流したり、学力向上での成果を上げている福岡県内の学校に視察に行ったりして、実地的、実践的な研修をする。
教員の資質能力の向上
経験の浅い講師や中核の教員等に対して、管理職や主幹教諭及び町指導主事等が、個別に学級経営や授業のノウハウを伝え、指導力量の向上を目指す。また、指導内容が継続、徹底するように、個別指導の際は、複数の指導者(教頭と主幹教諭、指導主事と教務主任等)が同席できるよう場の設定をする。