町長の部屋

謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

町民の皆さまには健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年は町政の推進に温かいご支援とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年を振り返りますと、５月８日に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ「５類感染症」に移行しました。依然として感染は続いておりますが、コロナ禍前の日常を取り戻してきているのではないかと思っております。昨年11月に開催しました文化祭やともにともそうプロジェクト2023インルミネーション点灯式には、大変多くの方々にご来場いただき、ここ数年にない盛り上がりを見せました。志免町が活気を取り戻したことを実感しております。

さて、昨年11月に東京・国立競技場で開催されたＪリーグＹＢＣルヴァンカップ決勝で、アビスパ福岡が勝利し、見事優勝を果たし、福岡の街は大いに沸きました。志免町はアビスパ福岡と「フレンドリータウンに関する協定」を結び、年に一度、ベスト電器スタジアムでの試合で、「志免町応援デー」を開催しています。観戦チケットの募集を行っておりますので、ぜひ応募いただき、みんなでアビスパ福岡を応援して行きましょう。

志免町が取り組んだ主な事業を紹介いたします。町内での消費を喚起するためのプレミアム付電子商品券「しめＰａｙ」発行支援、物価高騰対策として６５歳以上のシニア世代への「おこめギフト券」の支援、待機児童解消のため、栄光会ファミリークリニック２階に志免西学童保育所の増設を行いました。現在、志免東保育園を新築しており、新年度から新しい施設で園児を迎え入れることができるようになります。また、公共施設のオンライン予約を開始し、あわせてキャッシュレス決済による支払いができるようになりました。

今後の取組としまして、物価高騰対策として、住民税非課税世帯へ物価高騰対応重点支援給付金の給付を実施します。また、町民センターの長寿命化を目的とした改修工事を１月から２年間かけて行います。さらに、３月１日から、オンデマンドバス「のるーと志免」の運行を開始します。事前に予約が必要ですが、目的地までＡＩが最適なルートを作成し運行します。ぜひ、ご利用ください。

町政を担当させていただきまして、早いもので３期目に入りました。まちづくりの主役は常に「人」であります。賑わいのある魅力あふれるまちを支える原動力となるのもまた「人」であります。子どもから高齢者まですべての町民の皆さまが、自分らしく生きられる、そんな志免町であり続けられるよう全力で町政運営に取り組む所存です。

  令和6年1月　　　志免町長　世利良末