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おたふくかぜ予防接種助成制度について

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年12月19日更新 <外部リンク>

投稿内容

おたふくかぜ予防接種助成制度について、指定医療機関での接種に限られている点に、制度上の課題があると考え、意見をお伝えします。

医療的ケア児や基礎疾患を有する子どもは、安全管理の観点から、地域の小児科ではなく、こども病院・大学病院・訪問診療医をかかりつけ医としているケースが少なくありません。これは保護者の選択ではなく、医学的判断に基づくものです。 しかし現行制度では、そのような子どもたちは、町が推進する予防接種であるにもかかわらず、助成制度から事実上排除されてしまっています。これは公平性・合理性の観点から見過ごすことができない問題です。 さらに、近隣4町(粕屋町・須恵町・篠栗町・新宮町)においては、医療機関を指定せず、かかりつけ医での接種を助成対象とする運用が行われています。志免町の制度は周辺自治体と比較しても、医療的配慮を要する子どもにとって利用しづらい制度設計となっています。

今後、医療の進歩により救命される子どもが増える一方で、医療的ケアを必要とする子どもの数は増加していくことが想定されます。そのような将来を見据えたとき、現行制度のままでは、今後さらに助成制度の対象からこぼれ落ちる子どもが増えることが懸念されます。

予防接種は「どこで打つか」よりも「安全に、確実に受けられるか」が最優先されるべき医療行為だと考えます。 少なくとも、医師の判断により指定外医療機関で接種せざるを得ない場合には、償還払い等による助成を認めるなど、制度の見直しを早急に検討していただく必要があると考えます。 医療的配慮が必要な子どもを制度上排除しない、実態に即した助成制度への改善を強く要望いたします。

(令和7年12月15日投稿)

回答

おたふくかぜ予防接種の助成制度について、貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
おたふくかぜ予防接種は、個人が自己判断と自己負担によって受ける「任意接種」であり、予防接種法に基づき町が実施する「定期接種」と異なります。
任意接種については法的な基準がなく、助成制度自体が存在しない自治体が多い中、志免町では独自で接種費用の助成を行っており、接種される方の負担軽減を目的として、指定医療機関による代理受領方式としております。


一方で、ご指摘のあった医療的ケア児に対する対応については、特段の配慮が求められているものと承知しております。
現行制度では指定医療機関以外での接種は理由に関わらず対象外となってしまいますので、医学的理由により指定医療機関での接種が不可能であることが確認できた方は、指定医療機関以外での接種も助成の対象とできるよう、制度の改正について検討を行いたいと考えております。​

(令和7年12月19日回答)