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設備利用費について

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新 <外部リンク>

投稿内容

  シーメイトグランドをたびたび利用させていただいています。グランドだけでなく、シーメイトなど町の設備諸々の利用料が4月から値上げされると聞いております。素人考えではありますが、志免町は人口も増え続けているし、税収がそんなに困っているのかなという感覚なのですが、なぜ値上げされるんでしょうか?
 この決定がくつがえることはないのでしょうが、一応志免町に納税している身としては、せめて理由などあれば知りたいです。

(平成28年2月23日投稿)

回答

  まず、税収につきましては景気等に大きく左右されますので、一貫して人口が増え続けている中でも税収が減るということは多々あり、志免町においても平成19年度以降を見ますと、平成19年度の税収を上回ることができたのは平成25年度、平成26年度のみです。一方、歳出に関していえば、人口が増えれば、これまでと同等のサービスを維持するためには確実に増えていくことになります。

 志免町の今後の財政見通しとしましては、高齢化の進展は避けられず、社会保障関係経費、これまで集中して行ってきた学校施設の耐震改修及び大規模改造工事等にかかる借金の返済、都市計画道路の整備や公共施設・インフラ施設等の老朽化による更新・改修などの普通建設事業費等の費用等が増大していきますが、収入に関しては、景気や地方交付税の先行きも不透明であり、厳しい財政状況が続くことが見込まれています。実際に平成27年度当初予算からは、基金(貯金)の取り崩しを行わないと予算が編成できない状況です。

 上記のような状況の中、志免町では安定的で持続可能な自治体運営を行っていくために、財政健全化に向けた計画を策定し行財政改革に取り組んでおり、財政需要に見合う収入を確保する方策の一つとして、使用料及び手数料の適正化に取り組みました。

 使用料及び手数料の適正化の基本的な考え方の主なものとしましては、まず第1に「受益者負担の徹底」があります。これは、利用者(受益者)から徴収する使用料・手数料は「行政サービスを利用する特定の者が利益を受ける」という観点のもと、そのサービスの対価を利用者に求めるもので、その算定にあたっては、サービスを利用する者と利用しない者との均衡を考慮して負担の公平性を図ることとしました。第2には「原価算定方法の明確化」で、これは利用者が納得した受益者負担を求めるために、使用料算定の積算根拠を明確化し、その原価(建物や設備の減価償却費、維持管理や運営にかかる人件費や光熱水費や消耗品費、維持補修費等)のあり方や負担割合等の基本的なルールを整理し、使用料を決定しました。

 以上のように、今回の使用料の見直しは、厳しい財政状況を踏まえ自主財源を確保することと公共サービスにかかる公平性を図る観点から実施しております。町におきましては、今後ともより効率的で持続可能な公共サービスを提供できますよう、経費節減等に努めてまいりますので、どうぞご理解、ご協力いただきますようよろしくお願いします。

(平成28年3月1日回答)