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学校給食について

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月6日更新 <外部リンク>

投稿内容

学校給食の基本は子供達に必要な栄養バランスを…だと理解しているのですが、使ってる食材はオーガニックですか?
栄養だけみるのではなく、その食材がどのようにして作られたのかその過程が凄く大事だと思います。
子供達の給食を見ていると、食パン2枚、ジャム1個、チャンポンというメニューで炭水化物だらけのときもありますが…どういうことですか?
アレルギーではなくても、牛乳飲まない子も増えてるそうですけど、廃棄する牛乳を給食費として支払いさせるのはなぜですか?
人として生きていく上で、食は命の基本です。勉強も必要ですが、子供達がこれから健康で生きていけるように導いていく事はもっと大事だと思いませんか?
子供達にオーガニックである事がどれだけ大切なのか、農薬や遺伝子組み換え、ホルモン注射された牛乳が人体に及ぼす影響がどれだけ怖いことなのか。
食育をしてほしいです。それと並行で、志免町の農業をオーガニックに移行して行ってほしいです。
町長をはじめ学校教育の方達には、今すぐにでもオーガニックを勉強してほしいです。
どんなに素敵な夢、目標があっても健康でなければ楽しめません。
日本人の体に合った、日本人本来の和食が子供達に提供されることを望みます。

(令和5年3月24日投稿)

 

回答

日頃から志免町の教育活動へのご理解とご協力をいただきありがとうございます。
先日いただきました、学校給食についてのご意見につきまして回答いたします。
学校における食育の推進や学校給食の充実につきましては、近年の偏った栄養摂取、朝食欠食などの食生活の乱れや、肥満や痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化するなかで重要な取り組みとなっておるところです。
また、食を通じての地域等への理解や、食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解することも重要なこととなっております。
このような中で、志免町におきましても、学校給食の充実を図るため、より一層の地場産物の活用や米飯給食の充実を進めておるところです。

まず給食の食材はオーガニックですかのご質問ですが、志免町ではオーガニック食材を使った給食は提供をしておりません。
オーガニックの食材は、価格が通常の食材よりも高く、生産者も少ないため安定的な供給が困難です。
またオーガニックの食材を導入しますと、今いただいております保護者からの給食費では食材費を賄うことができず、更なる値上げを検討せねばなりません。
大変素晴らしいご提案ではありますが、実現は難しいものと考えます。
尚、給食食材につきましては、食材を調達しております学校給食会により、理化学検査(細菌検査)や品質検査(DNA検査)、安全性確認検査(残留農薬等)を実施し、食材の安全性確保に努めておるところです。

また、炭水化物だらけのときもあるとのご指摘ですが、学校の栄養士に確認をしたところ、パンやご飯と麺を合わせた献立の場合は、麺を通常の1人前の量ではなく汁物の具程度に少なくすることや、パンの大きさやご飯の量を減らすなどの調整を行っているとのことでした。
学校給食は、栄養士の下で必要な栄養素を管理しており、高カロリーや高炭水化物ということにはならない様、工夫をしております。
もし、ある日の給食が炭水化物の多いものに見えたとしても、1週間や1ヶ月を通して見ると栄養のバランスがとれるように栄養士は考えております。
炭水化物は、授業中の高い集中力を保つことや体育や休み時間で体を動かす時に、重要なエネルギー源となりますので、栄養士は成長期の栄養として必要なものと捉えながら献立を考えているところです。

次に、破棄する牛乳を給食費として支払いさせるのはなぜかとのご質問ですが、志免町におきましては、学校給食法に基づき、牛乳を含めた完全給食を実施しております。
その上で給食費の払い戻しは、牛乳によるアレルギーや長期の学校(学年・学級)閉鎖、児童生徒の連続して6日以上の欠席の場合のみ返金するとしております。
学校給食の実施にあたっては、給食費の納入等ご協力をいただいているところでありますが、何卒ご理解をお願いいたします。

最後に、子どもたちがこれから健康で生きていけるように導いていく事はもっと大事だと思いませんかとのご質問ですが、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校は積極的に食育に取り組んでおります。
成長期の子どもたちにとって、1日3回の食事はとても大切なものです。
その中の1食を、学校給食で賄うことは、大変重要なことと捉えておりまして、単に成長に必要な栄養を取ることだけが目的ではなく、規則正しい食生活の習慣や好き嫌いだけで食事を選ばないこと、健全な食生活を営むことができる判断力を培うことなど多様な目的を持っております、
また、使われている食品の生産や流通を知ることで社会科の学習にもなったり、食材料の生産者、給食を作っている調理員に対する感謝の心を育てる道徳の学習にもつながっており、学校給食の中で子どもたちは多くの学びを獲得していきます。
令和2年度からの3年間は、コロナ禍で給食時に黙食を強いることとなり、給食を楽しむことすらできなくなっておりました。
しかしこの黙食も緩和され、学校に楽しい給食の時間が戻る予定です。
大変嬉しく思っているところでありまして、今後も、学校給食を通じて子どもたちが食べることの大切さや楽しさを知ることができるよう、食環境の整備や食に関する指導をすすめるとともに、給食を生きた教材として活用し学校給食が望ましい食習慣の習得と健康づくりにつながるよう努力してまいります。
今後とも、志免町の教育行政全般につきまして、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

(令和5年4月6日回答)​