保護者の方へ：自家用車での送迎についてのお願い

いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。

　保護者の方へ、自家用車での送迎についてのお願いがあります。現在学校では、自家用車による児童送迎の禁止（特別な場合を除いて）をお願いしているところですが、なかなかご理解いただけていない状況です。

　朝の登校時間帯、学校西側の横断歩道付近が非常に危険な状態です。（下図参照）

　うえすたん横の交差点では、県道68号線の宇美側からの右折車、福岡市側からの左折車、役場裏駐車場側からの右左折車が通行するため、横断歩道を横断する児童はそのすべての車に対して注意を払わなければなりません。

　近隣住民と一部役場職員が通行するのは仕方がないのですが、志免中央小学校の児童の安全を誰よりも願っている保護者が、我が子を自家用車で送迎することで、横断歩道付近の交通量を増やし、わざわざ事故の危険性を大幅に増大させているのが現状です。

　画像を見てわかるように、自車の右ドアから降車しているために車を避けようとした他車と接触したり、車の前を横断してはねられたり、自車によって死角となり他車からはねられたり、多くの危険性をはらんでいます。

　志免中央小学校が進めている「早寝・早起き・朝ご飯！、歩いて登下校！」は、今の子どもたちが抱える4つの課題、「意欲の低下、自尊感情の低下、規範意識の低下、体力等の低下」を解消する効果的な取り組みの一つです。特に、朝歩いて登校することは、子どもの体力向上や脳の発達、心の落ち着きや忍耐力の向上、自然への気付きや友だちとのコミュニケーションの機会を増やすといった子どもの成長にとってのメリットがたくさんあるのです。自家用車での送迎は、その機会を奪っているのです。

　「雨やけん、送って。」、「遅刻しそうやけん送って。」といった子どもの甘えを許さず、「雨に濡れたらかわいそうやけん送っちゃろう。」、「会社に行く途中やけんついでに送っちゃろう。」、「ついでやけん近所の友だちもみんな一緒に送ってやろう。」といった大人のお節介を我慢し、未来を生きる子どもたちを心身ともに逞しく成長させるために、毅然とした態度で臨みましょう。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

　学校長　安部　章　　　　　　　　　　　　続き　←クリック