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干支恵方盤

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新 <外部リンク>

 南里の「鎮守」とされている王子八幡宮の本社天井に、「干支恵方盤」があります。恵方とは、歳徳神という正月に祭る神のいる方位のことで、その年はこの方角が万事吉とされます。この方位が毎年移動するので、それを示す「干支恵方盤」という円盤を本社天井に吊り下げ、大晦日の日に方位を直しているのです。

 この円盤は内側に東西南北の方位が、外側に十二支が配され、通常は円盤の中央に独鈷(密教で使う仏具の一種)を用いた方位の矢印が取り付けられています。その矢印を新年の干支に回転させるのですが、王子八幡宮のものはこの方位がとれています。またその周りの文字や干支も消えかかっていて、縁起のよい方向を占うことは無理なようです。福岡市の櫛田神社に行くと同じものがありますので、参拝に行かれる際は確認してみてください。

 現在、恵方巻きという行事が行われますが、同じ意味合いがあります。節分の夜にその年の恵方に向かって、目を閉じて願い事を思い浮かべながら太巻きにかぶりつくというものですが、無病息災を願い、その年に幸運が訪れる、厄を落とす等の意味を持ちます。

 干支恵方盤(干支恵方盤)