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通勤時に見かけた他校の子ども

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月13日更新

 先日、通勤途中に「?」なシーンを見かけました。

 雨が降る朝、数台前を行く軽自動車が急にハザードを点滅させ道路の左側に停車しました。道路は片側一車線で通勤の車でやや渋滞していましたので、「何?」と思ってよく見ると、左後部座席からランドセルを背負った小学生が一人降りました。

 「あー、この近くの学校にも子どもを甘やかして、わざわざ送迎する保護者がいるんだ。」

とちょっと憂鬱な気分になりながら、ゆっくりとその車を追い越しました。降りた子どもは、ほんの数分前に起きたのか、寝癖のついた頭で、猫背で覇気がなく、ねむたそうに見えました。

 「夜遅くまでビデオゲームしてたんじゃないかな?」

 「保護者と一緒に夜遅くまでファミリーレストランにいたんじゃないかな?」

 「しっかり朝ご飯は食べたのかな?」

 余計な心配しながら運転手を見ると、くわえタバコでした。子どものために送迎したつもりかもしれませんが、歩いて脳を目覚めさせる機会を奪い、友だちと楽しい話をしながら登下校する時間を取り上げ、車に乗せてる間ずっと副流煙を吸わせることが、本当に子どもをかわいがっていることなのか。体中にタバコの臭いを染みこませたまま教室に入ったら、友だちから、「タバコ臭ーい!」と言われて気分が落ち込まないか。

 「あの子は今日一日元気でいられるかな?」

 真の意味で「心身共に健康な子ども達を育てる」ことを、まず志免中央小学校の子ども達から始めようと気持ちを新たにした出来事でした。(あ)