後期始業式〜さあ、後期の活動の始まりです。
今日から平成27年度の後期が始まりました。
いつものようにどの学年もおしゃべりをせず、静かに並んで体育館に入場できています。
学校長の話はいつもの4つの約束の中の1番目、「あいさつ」についてのお話でした。(4つの約束については、子どもたちに尋ねてみてください。きっとほとんどの子どもが言えるのではないかと思います。)
笑顔であいさつすることの難しさと大切さについて全校で考え、実際に全員で「笑顔であいさつ」をやってみました。家庭教育ミニ講座でもありましたが、家庭でもみんなで「笑顔であいさつ」をやってみてください。
学校長の話のあと、2年生、4年生、6年生の代表の子どもが後期に頑張ることの作文発表をしました。
2年生は練習を頑張って漢字を覚えること、4年生は鉛筆を正しく持つことと給食を残さず食べること、6年生は修学旅行に向けて頑張ることの発表でした。
どの子どもも今日の発表に備えて練習を繰り返し、緊張しながらも自信をもって発表することができました。やっぱり志免中央小学校の子どもは素晴らしいです。
次は、特別支援教育コーディネーター野口先生から、『五体不満足』の著者である乙武洋匡(おとたけひろただ)さんについてのお話です。
乙武洋匡さんが、先天性四肢切断(生まれつき両腕と両脚がない)という障害がありながらも明るく前向きにいろいろなことに挑戦する姿と、彼の障害を受け入れ差別することなく接する周りの人々の素晴らしいお話でした。
子どもたちは元来「差別意識」を持っていません。(自分と違うことに疑問は持ちますが。)そんな純粋な子どもたちに「差別意識」を植え付けてしまうのは、実は身近にいる大人なのです。例えば、乙武洋匡さんのように身体に障害をもつ方を町で見かけたときに何気なくこんなことを言ってしまいませんか。
「かわいそうやね。あなたは幸せやね。」
それを聞いた子どもは、「身体に障害をもつ方は、かわいそうな人なんだ。身体に障害をもつことは不幸なんだ。」と思ってしまうのです。
乙武洋匡さんの話から子どもたちがどのようなことを感じたのか家庭でも是非話題にしてほしいと願っています。(あ)
※ 乙武洋匡さんが、「僕はいじめを受けたこともなければ、障害によって大きな制限を受けたこともない。健常者とともに楽しく過ごし、成長してきた。」と感じてあるのが、著書『五体不満足』をお読みいただくとよく分かります。