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保護者の方へ(お礼):自家用車での送迎について

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年5月22日更新

 先日5月18日に保護者の方へ、自家用車での送迎についてのお願いをしておりました。また、20日の朝7時40分過ぎに大阪府豊中市で起きた痛ましい事故を受けて、再度自家用車での送迎についてのお願いをしました。


小学生の列に車、6人はねられる 1人意識不明2人重傷

 この事故は、容疑者の女性が自分の娘を送った帰りに起こしたもので、重体の1年生男児は頭を強く打っており、重傷の6年生男児2人は太ももの骨が折れるなどしている。

 豊中署によると、車は対向車線脇の道路標識をなぎ倒した後、1〜6年の男児5人を後ろから次々にはねた疑いがある。意識不明の重体になっている小学1年の男児(7)は数メートル引きずられた可能性があり、搬送先の病院で治療が続いている。(テレビ、ネットのニュースによる)


 このような痛ましい事故が町内で起こることがないように、安心安全メールでも自家用車での送迎についてのお願いを保護者の皆さんに呼びかけたところ、これまで送迎車が20台近く見られていたのが、昨日、今日ともに4,5台に激減しておりました。おかげで、うえすたん横交差点の交通量も激減し、子どもたちが安全に横断できるようになっています。

 ご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。

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 ただ、まだご理解・ご協力いただけない4,5台がありますので、「早寝・早起き・朝ご飯!、歩いて登下校!」の大切さを訴え続けていこうと思っています。


 志免中央小学校が進めている「早寝・早起き・朝ご飯!、歩いて登下校!」は、今の子どもたちが抱える4つの課題、「意欲の低下、自尊感情の低下、規範意識の低下、体力等の低下」を解消する効果的な取り組みの一つです。特に、朝歩いて登校することは、子どもの体力向上や脳の発達、心の落ち着きや忍耐力の向上、自然への気付きや友だちとのコミュニケーションの機会を増やすといった子どもの成長にとってのメリットがたくさんあるのです。自家用車での送迎は、子どものためを思っているようで実はその逆、いろいろな成長の機会を奪っているのです。


 今日も見られた子どもの素晴らしい姿を紹介します。

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 「この花、担任の先生にあげるの。」

 1年生の女児が毎日のように道端に咲いている花を見つけて持って来ているのです。身の回りの自然を感じている姿です。小さなその花の美しさに、自然の素晴らしさに気付き、それを大好きな担任の先生にあげようとする優しい心・・・、歩いて登下校することで「豊かな心」も育っている姿に朝から清々しい気持ちになります。

 学校長 安部 章