日常生活のトラブル解決サービスに関するトラブル

「トイレの水漏れ、鍵の開錠、エアコン修理・・・」日常生活のトラブルの解決サービスのトラブルにご注意を！

日常生活のトラブルの解決サービスのトラブルが増加しています

日常生活でのトラブルの対処に専門技術や知識が必要なとき、自分自身での対処は困難です。自宅で発生する生活上のトラブルに対処するサービスに関する相談が増えています。

相談事例

〈ケース1〉「見積もり無料！！」24時間対応業者を電話で呼んだら・・・

夜中にトイレの水漏れに気づき、以前「24時間出張サービス対応」と書かれたチラシがポストに入っていたのを思い出し電話で相談。すぐに来てくれ、修理代として18万円かかるとの見積もりを渡された。それなら別の業者にお願いしようと思い作業を断ったら、出張料1万円を請求された。
（50歳代　男性）

〈ケース2〉エアコン修理を業者に依頼したが、完全に直っていなかった

エアコンが壊れたため、インターネットで地元の業者を紹介してくれるサイトを見つけた。申し込みをすると数時間後に地元の業者から連絡があり、すぐ来てもらうことにした。「修理代に6万円かかる」と言われ高いと思ったが、暑くて困っていたので仕方なくお願いした。3日後、またエアコンが動かなくなってしまい、サイトに苦情を言うと「紹介をしているだけなので苦情は業者に直接言ってくれ」と対応してもらえなかった。
（70歳代　女性）

〈ケース3〉鍵開けを依頼したが思ったより高額な請求をされた

玄関の鍵が錆びていて開かなくなったため、ネットで調べた業者に電話をすると、「出張料が6000円と作業内容によっては追加料金がかかる」と言われ、とりあえず来てもらった。簡単な5分くらいの作業で鍵は開いたが、修理代として5万円請求された。仕方なく払ったが事前に料金の説明もなく納得いかない。
（60歳代　女性）

アドバイス

1. 広告表示や電話での簡単な説明を鵜呑みにせずしっかり説明を聞きましょう。
   町では、排水指定工事店制度を設けていますので、排水設備工事を行った施工業者か町の指定工事店へご連絡ください。集合住宅の方は管理組合・管理会社にご相談ください。
2. 契約する際は複数社から見積もりを取り、サービス内容や料金を十分に検討しましょう。
   事例のように修理等を急ぐあまり契約内容や料金について十分な検討をしないまま契約をしてしまった結果、トラブルになるケースが多くあります。事業者によってサービス内容や料金は異なるため、必ず複数社から見積もりを取り、業者の選定は慎重にしましょう。
3. 料金やサービス内容に納得いかない場合はきっぱりと断りましょう。
   「今修理すれば安くする」など契約を急かされても納得がいかない場合は、その場で契約はしないようにしましょう。
4. トラブルになったときはすぐに消費生活センターに相談してください。
   場合によっては特商法上の訪問販売に該当し、クーリング・オフで解約できる場合もあります。事業者から不十分な作業をされたが対応してもらえない、説明されていないキャンセル料や出張料を請求されたなど、トラブルになった場合はすぐに消費生活センターに相談してください。