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日常生活の中で防災を取り入れてみませんか。

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月1日更新 <外部リンク>

災害に備えよう!災害を考えよう! H30年11月号

 普段の生活の中から災害に備えた習慣や暮らしを行ってみませんか。
災害は、事前に予想できるものと、突然襲ってくるものがありますが、日常生活の中で災害を考えた生活を送っていれば、どちらにも慌てずに対応できます。
 普段からの生活に取り入れていれば、万が一の際に役に立ちますので、実践してみてください。

情報を気にしてみましょう。

 台風や大雨など事前に予報が出ている災害は、普段から新聞やテレビ、ラジオなどから情報を得ることができます。
竜巻やゲリラ豪雨などは、その日の天気予報で、大気の状態や前線の状況、天気図などを理解することで、ある程度は予測できる可能性があります。
スマートフォンやタブレットなどを利用していれば、リアルタイムで天候の変化の情報を得ることができます。
天気の変化については、空の状況を確認したり、風や湿度などを普段から気にしていれば、その違いに気づきやすくなると思います。
 地震を事前に知ることは、ほぼできませんが、10秒前、30秒前であれば緊急地震速報により地震に備えたり、危険を回避する時間をとることができます。
緊急地震速報は、スマートフォンや携帯電話、テレビ、ラジオなど、インターネットなど、公共の電波を使用している機器に発信されますので、それらのものを1つでも電源を入れた状態で傍に置いておいてください。

生活の中で準備してみる。

物の準備

 非常食を準備すると言うと敷居が高いと感じてしまう人がいると思いますが、食料品の缶詰を切らさないように買うことも非防災グッズ常食の備えになります。缶詰の種類を増やすことや、日持ちのするお菓子やお湯を注ぐことで作れるインスタント食品を常備することも万一の際の備えとなります。
 災害時には、水が非常に重要となりますので、普段からミネラルウォーターを利用している家庭以外でも、飲料水として一人1日3リットルのペットボトルを最低3日分を準備してください。生活用水は、お風呂のお湯を清掃や洗面などに利用できますので残すようにしてください。また、下水道管が破損していなければ、水洗トイレを流すことにも利用できます。
 

心構え

動けなくなった男性 災害に遭って正しい判断ができる人は、10%~15%と言われています。殆どの人(約70%)は、何もできず呆然としてしまう「凍りつき症候群」により避難が遅れてしまうと言われています。「凍りつき症候群」に陥らないようにするために、普段から災害に遭遇してしまう自分を想定したり、自分だけは大丈夫といった考え方をしないように心がけてください。自分や家族の周りで起こるであろう災害を必ず起きるものだと考え、自分自身の防災や減災について考えてください。

家族で話し合ってみましょう

 大きな災害が起こっている現状を踏まえ、家族や知り合いなどで防災を話題にしてみてください。家族会議
身の回りの災害対策や自分たちが利用できる避難所や避難所までの経路などを話し合うことで、自分だけでは気が付かない問題点や見落としなどがわかり、より良い防災・減災の準備ができると考えられます。
 また、話し合うことで、災害に遭遇した際の連絡手段、連絡先、集合場所など安否確認方法などの意識の統一が図られ、迅速な安全確認ができます。

自分が被害に遭うことを前提に考えましょう

 災害を考えるときに被災した自分を思い浮かべる人は稀だと思います。
地震や水害のニュースや写真を見ても、自分の身に降りかかってくる出来事ではないような、どこか他人事のように見てしまう人が多いのではないでしょうか?
しかし、昨年の九州北部豪雨災害も平成30年7月の西日本豪雨災害も今までの常識が通用しないような雨の降り方をしています。今まで降雨量が少なく雨による災害が殆ど無かった地域でも何時、水の災害が襲ってくるかわからない世の中に変わってきています。
 また、日本各地で地震が多発しています。福岡は地震が少ない地域と考えられていましたが、平成17年に警固断層を震源とした福岡西方沖地震が起こり、その上、警固断層には揺れ残りがあると言われ警固断層南側を震源にした地震が起こるのではないかと言われています。
さらに、志免町の東には今まで地震を起こした跡が確認できない宇美断層もあり、何時地震に襲われるかわからない状況です。
 「自分だけは大丈夫」、「周りが何もしていないから自分もしない」などといった根拠のない考え方をしないようにしてください。
 常に災害のことを考えるのは、ストレスになると思いますので、災害については、頭の片隅に置いておいて何かきっかけがあったときに考えてみてください。また、初めて行った場所、寝泊まりをする場所では、必ず避難する経路や場所を確認するようにしてください。