二学期制Q&A

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年8月1日更新

Q なぜ二学期制を試行するのですか?

A 「生きる力」を育む教育を積極的に展開するために、学校では生徒に時間的・精神的な「ゆとり」を確保して、基礎・基本を定着させ、子どもたちに「生きる力」を育む教育活動を展開していかなければなりません。そこで、これまでの三学期制より学習時間が多く見いだせ、一層充実した教育ができるように二学期制を試行します。

Q 二学期制のメリットは何ですか?

A 多くのメリットがありますが、特には次のとおりです。
○長い時間でじっくりと学習に取り組み、読み、書き、計算など基礎的・基本的な内容をしっかり身につけるように、繰り返し学習などを充実させることができます。
○行事等の見直しにより、先生は、子どもと接する時間が増え、指導に生かすことができます。また、加入率が70%を超える部活動は本校の大きな特色の一つですが、そのための練習時間を確保することができます。
○週の授業時数が少ない教科(音楽・美術・技術・家庭)が前後期各17〜18時間程度の長いスパンで評価を出すことができます。(3学期制の場合、3学期は7〜8時間で評価を出しています)また、他の教科においても、定期考査に頼った評価にならない等の工夫を行いやすくなります。

Q 通知表が2回になり、子どもの学習状況を知る機会が減りませんか?

A 夏休み前の通知表に代わるものとして教育相談を設定します。また、教育相談の資料として、各学年共通の自己評価カードの作成を検討しています。

Q 学力低下につながりませんか?

A 二学期制の導入により、授業時数の確保が容易になります。また、先生は生徒に関わる時間が増え、よく観察し指導できるので、一人一人の学習意欲を高め、能力を伸ばすことが期待できます。

Q すでに二学期制を導入しているところがあるのですか?

A 宮城県の仙台市においては、平成14年度より全小中学校(186校)で実施されています。糟屋郡では平成15年度より須恵中が、平成16年度より古賀市、須恵町、志免町の全小中学校で二学期制を試行しています。