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第3期志免町子どもの権利委員会だより

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新 <外部リンク>

 子どもの権利委員会だより

志免町子どもの権利委員会 委員 牟田口 朱美

 柳田國男著『遠野物語拾遺』には次のような民話があります。ーーー遠野町十王堂の仏像を、近所の子供達が倒したり上に乗ったりして遊んでいたのを見た大人が、子供達を叱ってやめさせた。その晩、その大人の夢枕に十王様が現われ、「せっかく私が子ども達と面白く遊んでいたのに、お前が賢(さか)しげに邪魔をしたのが気に食わぬ」とお叱りになり、大人は病気になったーーー
 これは昔話で、今なら誰でも「やめさせて当然だ」と考えるでしょう。勿論、他人を傷つけたり、危険な行為は、本気で叱ってやめさせるべきです。しかし子どもに接する大人は、子どもの自由さを黙って見守る事も大切だと言えます。子どもが自ら考え、行動し発言するのを見守る。時に失敗する事があっても、それが子どもを成長させるのです。
  一方で大人は子どものペースにゆっくり合わせてはいられないほど忙しく、制約の多い生活です。まず大人に余裕がないと、子どもを幸せにする事はできません。家庭だけに負担をかけるのではなく、 地域全体で子どもを育てる取り組みを進めていけたらと思います。