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第3期志免町子どもの権利委員会だより(第4回)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新 <外部リンク>

 子どもの権利委員会だより

国連・子どもの権利条約批准21年目

志免町子どもの権利委員会 委員 橋山 吉統(弁護士)

昨年は,日本が『子どもの権利条約』を批准して満20年目の年でした。
人権を最初に法律で定めた成文法は,1689年のイギリスの『権利章典』であり,その後,市民革命の流れの中でアメリカやフランスにおいて人権宣言が行われましたが,“子どもも人権の主体”との認識は,1900年に出版された「児童の世紀」(エレン・ケイ著)に見られる他は,ほとんどありませんでした。そうした中,第二次世界大戦下において多くの子ども達が最も基本的な“生きる権利”さえ蔑ろにされた史実を踏まえ,1959年,国際連合総会は『子どもの権利宣言』を採択して歴史上初めて,子どもが人権をもつことを明確にし,その30年後,現在の『子どもの権利条約』が採択されたのです。
子どもに権利があるということに対して“抵抗感”を感じる方がいるようです。しかし,人権とは,誰もが生まれながらにして平等に,侵されない価値のことです。子どもが人として尊重され,大切にされて初めて,他人の人権を敬うことができるのではないでしょうか。これが国際常識であり,志免町の子どもの権利条例は,その基本に立って制定されています。一度,発想を逆転させてみましょう。