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第3期志免町子どもの権利委員会だより(第3回)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新 <外部リンク>

 子どもの権利委員会だより

 「子どものため」のむずかしさ

志免町子どもの権利委員会 委員 佐藤 晃子(九州産業大学 非常勤講師)

私は、教育学を専門とし、子どもの放課後・学校外の支援のあり方について研究をしてきた。それは、現代社会において、家庭や学校以外にも子どもが受け止められ、のびのびと遊び生活することのできる場の必要性を感じたからである。しかし研究を進めていくうちにより気になったのは、子どもの「忙しさ」である。忙しい大人の生活に合わせられた生活、乳幼児の頃から多くの子どもが習い事をし、細切れ時間に遊ぶ。さらに、「今の子どもにはこれが必要だ」と大人が「子どものため」を思って、勉強、スポーツ、様々な体験活動等充実させればさせるほど、ますます忙しくなる子どもたち・・。大人が「子どものためを思って」行うことは、それがたとえ「子どものため」であったとしても、時として子どもには大きな負担となる。そう考えると、子どもの権利条約にある「休息・余暇の権利」を持ち出すまでもなく、子どもがほっと、のんびりできる時間や空間を保障してあげることがまず、今の社会に求められることなのではないかと思う。