消費生活相談には、契約の問題だけでなく製品事故なども含まれます。
子どもや高齢者には特に気を付けたいものです。私たちの身の回りには、屋内だけにとどまらず、海・川・山や交通事故など危険がいっぱいです。室内での熱中症にも気を付けましょう。
子どもは昨日できなかったことが、今日はできるようになっています。周りの人はそのことを肝に銘じて、注意深く見守りましょう。
高齢者は昨日できていたことが今日はできなくなってしまいます。そのことを本人も自覚し、また周りの方も見守りましょう。
少しずつ行動範囲が広がり、屋内から屋外へと事故が起こる範囲も広がる1歳~4歳
≪予防ポイント≫
箱、家具など踏み台になるようなものをベランダや窓際に置かない
≪予防ポイント≫
わずかな量でも残し湯はしない
浴室には鍵をかける
水遊び時はライフジャケットをつける
目を離さない
≪予防ポイント≫
危険なものは子どもの手の届かないところへ
ピーナッツなど乾いた豆類を食べさせない
飲み込んだ異物により、対処の仕方が異なります。わからないときは119番またはかかりつけの医師へ問い合わせてください。
≪予防ポイント≫
自転車の補助椅子に乗せる時は自転車専用ヘルメットを着用させる
手をつないで歩く
〈ケース1〉 5年前に購入したノートパソコンを充電していたところ、爆発音した。驚いて見たところ、ACアダプターから煙が出ていた。
〈ケース2〉オーブンレンジを予熱していたところ、大きな音がして扉のガラスがひび割れた。
製品事故と聞くと設計上のミスや組み立て不良等が多いと思われがちですが、ご使用や耐久年数を超えての使用等、消費者の不注意で起こることも少なくありません。
〈ケース1〉では、ACアダプターのコードを折り曲げる等したため、外からの圧力による断線が原因のようでした。
〈ケース2〉では、ガラスにごく小さなキズが付いていたところに食品等の汚れが付着し、汚れが過熱されてひび割れが起こったようでしたが、キズがついたものかはわかりませんでした。
製品事故を防ぐためには、私たち消費者も日ごろから気を付けて使用することが重要です。今までは大丈夫だったからと誤った使い方をしたり、別の製品では問題なかったからこの製品でも大丈夫だろうと勝手に判断したりしないことです。また、手入れをきちんと行い、製品寿命に気を付けてください。
事故が起こったら、電源を切って被害が広がらないようにし、必要であれば消防等に連絡をしてください。そのうえで販売店やメーカーに状況を報告しましょう。
どこに連絡すべきか迷ったら、消費生活センターに相談してください。