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知らない間に子どもがゲームで高額課金!取り消しできないの?

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月24日更新 <外部リンク>

知らない間に子どもがゲームで高額課金!取り消しできないの?

未成年の子どもがオンラインゲームで高額課金をしてしまったという保護者からの相談が増えています

相談事例

〈ケース1〉クレジットカードの請求金額が40万円を超えていた

クレジットカード会社に問い合わせたところ、オンラインゲームの利用料とわかった。小学生の子どもokaasannに問いただすと「パソコンからゲームに登録し、有料のアイテムを買った。カード番号は入力しなくても購入できた。」と言う。夫がネットショッピングを利用しており、パソコンにカード情報が記録されたまま自動的に決済できる状態になっていたようだ。親の管理不足とはわかっているが請求金額に驚いている。何とか取り消しはできないか。
(40歳代 女性)

〈ケース2〉不正利用と思ったら・・・

昨日届いたクレジットカードの明細に覚えのない20万円以上の請求があった。不正利用と思いカード会社に取り消しを求めた。請求元はオンラインゲームの運営会社で「請求は止めることはできない。ゲームの運営会社に直接、話をしてみるように」と言われた。ゲーム会社に調べてもらい、中学生の子どもが私のクレジットカードを無断で持ち出し、スマートフォンのソーシャルゲームで有料アイテムを購入していたことがわかった。最初は登録無料の範囲内で遊んでいたが、ゲームを優位に進めるための有料のアイテムが欲しくなったようだ。しかも決済のとき、20歳と入力していた。ゲーム会社に事情を伝えたが、取り消しには応じられないと回答があった。
(50歳代 女性)

アドバイス

  • 未成年が保護者の同意を得ないで行った契約の申し込みは、原則として取り消すこkakinnとができます。まずは、ゲームの運営会社に連絡をして取り消しを求めることになりますが、インターネット上の契約では事実関係の証明が難しいことなどから、必ずしも返金されるとは限りません。
  • クレジットカード会社に申し出ても、家族間の利用として利用規約に基づきカードの管理責任を問われ、原則カード名義人に請求されます。クレジットカードの徹底した管理が必要です。子どもにはクレジットカードが「お金」であることを理解させ、オンラインゲームはお金がかかる場合があることをきちんと伝えることが大事です。
  • 子どものスマホやゲームの利用状況を日頃から確認しておき、家族で契約とは何かを話し合ったり、オンラインゲームの遊び方や、ルール作りをしましょう。
  • 周りの大人が子どもの遊んでいるゲームの仕組みや、料金体系、決済手段を知っておくことも大切です。ゲーム会社には未成年の利用を保護者が管理できるペアレンタルコントロール等の設定があるので、積極的な活用をしてトラブルを未然に防止しましょう。

※ペアレンタルコントロール:(青少年のインターネットの利用を管理するために保護者が行うべき措置)ge-muki

  1. インターネットを利用できる時間及び場所を制限し、インターネットの利用状況を把握すること。
  2. 保護者が同意した機能に限り、インターネットを利用できるようにすること。
  3. 青少年有害情報フィルタリングソフトウェアを利用して、有害情報の閲覧や視聴を防止すること。
  4. そのほか、青少年のインターネットの利用を制御することができる措置。

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