男女共同参画コラム（1）～仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）～

男女共同参画コラム（1）

仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）

　『仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）』とは、一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、様々な生き方が選択・実現できることです。

　志免町男女共同参画社会に関する意識調査（平成29年度実施）の結果では、自分自身の『仕事と生活の調和』について、男女ともに約6割超の人が「調和がとれている」と回答しています。

しかし、男女の割合としては、男性は約7割、女性は約6割となっており、女性の方が少なくなっています。

　特に家庭内では、女性が家事・育児・介護・地域活動など生活の面での役割を担うことが多く、そのことで仕事とのバランスがとれなくなっているようです。

家事・育児などについて、夫婦間で十分な話し合いやコミュニケーションを図ることが重要です。お互いの考え方を理解することで、男女の固定的な役割分担意識の解消に繋がります。

　また、仕事の面では、女性活用に消極的な企業等がいまだ多くあります。男性社員の長時間労働を見直すことで、女性も働きやすい職場がつくられていきます。

経済社会を活性化させるためにも、女性が就労を継続し、活躍できる雇用環境の整備に加え、企業に啓発していく必要があります。

　家庭から社会全体に至るまで、男女共同参画の意識を高め、積極的に取組を行うことによって、一人ひとりが『仕事と生活の調和』のとれた人生を歩むことができる社会の実現に繋がっていくことでしょう。