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男女共同参画コラム(3)~LGBT(性的少数者)~

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年6月3日更新 <外部リンク>

男女共同参画コラム(3)

LGBT(性的少数者)

  昨今、LGBTという言葉を耳にすることが多くなってきました。

LGBTとはレズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字からとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。

 「身体の性」「心の性」「好きになる性」の関連性から大きく4つに分類されたもので、身体と心の性が女性で好きになる性が女性の場合はレズビアン、身体と心の性が男性で好きになる性が男性の場合はゲイ、

身体と心の性が一致していて男性・女性とも好きになる場合はバイセクシャル、一方、身体と心の性が一致していない場合がトランスジェンダーと分類され、13人に一人程度の割合でLGBTに該当する方がいるといわれています。

 下図では、レズビアンは(11)、ゲイは(1)、バイセクシャルは(3)(12)、トランスジェンダーは(4)(8)となります。

また、トランスジェンダーとバイセクシャルの複合的な要素がある(6)(9)などもあり、単純にLGBTだけでは分類できないものもあります。

【図:セクシュアリティマップ】

LGBTセクシャリティマップ                                    
 (出典:電通ダイバーシティ・ラボ)

 LGBTを含む性的少数者を取り巻く現状は、無理解から生まれる偏見や差別意識が、今もなお存在しており、このような社会の中では、自分らしく生きることができず、個性や能力を十分に活かすことが難しい方もいます。

 しかしながら、長い時間をかけて性的少数者の方々は声をあげていき、また、それを理解する方々によって、徐々にではありますが、社会の認識が変わろうとしています。

 その一例として、現在、世界で20カ国以上の国が同性婚を法的に認めており、また、婚姻に相当するパートナーシップ制度を設けている国も多数あります。

日本でも、東京都の渋谷区が条例を制定し、平成27年4月より、同性カップルのパートナーシップを結婚に相当する関係として認め、証明書を発行しています。

 このように、少しずつ歩みを進め、LGBTを初めとした性的少数者が違和感なく受け入れられ、多様な性のあり方を認められる社会へと変わっていくことで、

固定的な性別意識に捉われず、一人の人間としてその個性と能力を十分に発揮し、社会的責任を分かち合い、あらゆる分野に参画できる社会を実現することができるのです。

平成27年度男女共同参画キャッチフレーズ